麻とヴェルヴェット
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文化服装学院で厳しく教えられたことは、
「締め切りを守れ」です。 いい作品を作れとか、ベストを尽くせとかではなく、 まずは締め切りを守ること、そして修正はその後にすること、です。 提出期限が過ぎると「期限後」というハンコを自分で押して出します。 このことにより、期限後に出したことは誰の目にも明らかになります。 この学校は服飾を仕事にするための学校なので、締め切りが大事なんです。 仕事でいったら納期です。 なぜなら、納期を守らない人のところにはいずれ、とんでもない大物でもない限り、 仕事が回ってこなくなるからです。 締め切りを守らない人、守れない人、いろいろ言い訳を言いつつ、 結局、どんどん学校を辞めていきました。 1割以上はそういう人がいました。 もちろん締め切り云々の前に、作っていないという人もいたので、 それは論外ですが。 ちゃんと卒業できた子は、作品を作って、かつ締め切りを守った子たちです。 だから、ブンカを卒業できた子たちは、みんなそれができると思います。 これがしっかりできるから、他分野でも活躍できるんですね。 あの教えは、本当によかったと思います。 zoomでのファッションレッスンが続いています。
最近、40代から50代がふえてきて、 こちらのほうがずっと悩みが深いと知りました。 長く着られないものを買い続けて、今着るものがなくなっている人が多いようです。 それはさておき、私が皆さんにお聞きする質問があります。 それは「雑誌を買いますか?」という質問。 今のところ95%「買わない」で、残りタブレットで読み放題みたいなのを見る人、 という感じです。あとは美容院で見る人が多数。 そういう私も雑誌はすっかり買わなくなりました。 昔はマダムフィガロを毎号講読していたんですけれども、 それもやめて、ときどき買うようになって、 コロナが流行しだしてからは図書館で読むのみになりました。 年齢的に家庭画報みたいな雑誌がターゲットなんですけれども、 ファミリーもいないし、あんなゴージャスな生活もしていないしとなると、 全然関係ない感じで、買っても仕方ないな、となります。 それ以前はずっと買っていたBISESという庭の雑誌があったんですが、 それもなくなってしまったし。 図書館でターザンのウォーキング特集とか読むほうがよかったりします。 あと図書館で読むのは「暮らしの手帖」です。 提案型の記事と読み物が多いし、マストハブとか言わないので、安心して読めます。 自社調べによると、30代から50代、美容院以外で雑誌を読む人は少数です。 以上、ご報告でした。 毎日のお買い物、皆さんはどこへ行きますか?
うちは幸いなことに近所にスーパーマーケットが多いので、 いろいろ選べます。 また、魚屋さんもあるし、少し歩けば農協の直売所もあるので、そこへ行くことも可能。 いつもは一番近いヤオマサでなんでも買うのですけれども、 きのうは少し遠いところにあり、最近、リニューアルオープンしたロピアに行きました。 ロピア、リニューアルして売り場も拡張、特に果物が充実し、 値段も他店と比べてダントツの安さ。 お客さんも多く、みんな、がんがん買っています。 今だけかもですけれども、 いろいろ値上がりする前の値段設定になっていて、 お会計がいくらになるか気にせずに買うことができました。 なぜ安いのか考えたんですけれども、 まずは現金払いのみ。 カード払いの手数料分を価格に上乗せする必要がなくなります。 これで10円、20円の差が出る。 そして売り切れるぐらいの値段設定。 いつも夕方に行くとバナナはほとんど残っていません。 魚やお惣菜類は夕方にどんどん値引きされ、これも売れ残りなし。 売れ残りが少ないというのが大きいのではないかと私は思います。 たまにこういうところで買い物しないと、 こうなんでも値上がりしてはやっていけないです。 ロピア、ちょっと遠くても行く価値がありますね。 ハイブランドのバッグの値段が、めちゃくちゃ上がっていますね。
円安の影響はこれからも出てくると思うので、 もっと上がるんでしょうね。 シャネルだと100万円はするそうで、 もはや中古の車みたいですね。 シャネルだけじゃなくて、ほかのハイブランドも40万円ごえはざらです。 2010年ごろまでは日本の働く女性も買えたんだと思います。 けれども、このまま賃金が上がらず、円安もそのままだったら お金持以外は無理ですね。 服は3年で捨てて、ファストファッションにハイブランドのバッグをあわせるよう指示していた人たち、今ごろなんて言ってるんでしょう? 不景気だと黒が流行るといいます。
誰が言いだしたかはわかりませんが。 きのう品川方面まで行ったんですけれども、 確かに黒が多かった。 でもなんかそれがわかります。 私も都会で街を歩いていると、 ダークな色合いを着たい気持ちになる。 東海道線だと、横浜から向こう。 小田急線だと多摩川を渡ったあたりから。 テンション低いよね、暗い色でいこう、 みたいな感じになりますね。 これからますます黒が選ばれるでしょうね。 グッチのアレッサンドロ・ミケーレ、退任だそうです。
ついにこのときがきましたか・・・ 辞める前に何か買おうと思っていたのに、 何も買えないまま、今日にいたりました。 いつまでも続くものではないですね。 最近、クリエイティブディレクターの交代がぼつぼつで始めましたが、 2024年にかけて、もっとふえてくると思います。 なぜならトレンドの大きな曲がり角だからです。 いろいろ変わってきます。 どう変わるかというと、ファッションがずっと若い雰囲気になります。 若者にぴったりという感じ。 そのため、若者ではない方々には厳しいトレンドの時代がやってきます。 お楽しみに。 きのう、ラフ・シモンズがブランドをやめるというニュースを読みました。
それによると、過去のラフ・シモンズのヴィンテージの人気が高まっているということでした。 オールドセリーヌに始まって、 ヴィンテージの人気は高まるばかりです。 もし持っていたら、捨てないほうがいいです。 ただし日本で注意なのは、ライセンス商品。 サンローラン、ディオール、バレンシアガ、クロエ、バーバリー みんな、ライセンスのものがあります。 大体、日本製です。 特徴はサイズが9とか11という日本サイズ。 またはS Mになっていて、36,38みたいにはなっていないこと。 タグを確かめてから、古着屋で買うといいです。 特にメルカリは注意。 売るほうも記載していないことが多いです。 フランス製、イタリア製はライセンスではないので大丈夫です。 そういうものが家にあったら、捨てないで。 自分で着るか、売るかしましょう。 今だけというか、2,3年流行って、
多くの人にいきわたって、すっと消えていくものがあります。 今年はまだいきわたってはいませんが、 ボアのジャンパーで、胸のところに別布が縫い付けてあるタイプ、 要するに、パタゴニアで作っているボアジャケットのタイプがそれに当たると思います。 理由は、大量に売られているから。 売られてはいますが、まだ多くの人にいきわたるほどにはなっていません。 しかしこれだけあったら、いずれ広まることでしょう。 それにしても、ちょっと大量に作りすぎではないかと思います。 セレクトショップ、スポーツ、アウトドアウエア、 全部のショップで売っていました。 同じものばかり作る傾向は年々、激化していますね。 どうなんでしょうね、それね。 下着やTシャツなど、洗濯回数が多いものは消耗品なので、
ある時期が着たら買い替えなければなりません。 特にポリウレタンが入っているストレッチ性のある下着は、 1年ぐらいでよれよれになりますしね。 しかしそのほかのものは長もちするものを買ったほうがいいのです。 今、zoomでファッションレッスンをしているのですけれども、 20代から30代、これができていました。 素晴らしい! こういう人たちは、今みたいにすべてのものが値上がりして、 おいそれと買えなくなっても困っていないと思います。 困っているのは、長もちするものを買ってこなかった方々ですね。 なぜかわかりませんが、40代後半から50代に多いです・・・ 結構たくさん持っているし、お金も使ってきたみたいなんですけどね。 今からでも遅くないので、 買い方を変えなければ、将来ますます困ってしまうと思います。 わからない方はぜひzoomファッションレッスンを受けてください。 手遅れになる前に受けるのがお勧めです。 先週、シップス、ビームス、ジャーナルスタンダード、ユナイテッドアローズ、ロンハーマン、全部市場調査してきました。
目だったのがフェアアイル模様のセーター。 メンズ、ウィメンズ、ともにたくさんの色、種類が売られていました。 かく言う私も、5年ぐらい前から着ています。 これは古着屋で買ったものですが。 でも街を見てみると、着ている人を見ません。 都会ならいるかもしれません。 郊外にはいない。 寒い地方だったら見るかもしれませんね。 アラン模様のセーターも見ない。 なぜかなあ。 高いからでしょうか。 欲しい方、セレクトショップは高いけれども、 古着屋さんのものならお手頃価格だと思います。 あれば、の話ですけれども。 欲しい方は探してみてね。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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