麻とヴェルヴェット
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こうやってブログ上に挨拶を書くのもこれで9回目でございます。
ブログを読んでくださった皆様、 ファッションレッスンやイベントへいらしてくださった皆様、 そして本を買ってくださった皆様、 それから扶桑社の編集担当の皆様、KADOKAWAの編集担当の皆様、 そして湘南くじら館の池田さん、 どうもありがとうございました。 今年はチープシックの本を出して、それに関連してファッションレッスン中級を開催したのですけれども、買い物の仕方を買えるだけで、みんな見違えるようになってとてもよかったです。 前がどんなだったか思い出せない方が続出でした。 あと変わったことでは、真夏に大学の同窓会に呼ばれて講演会をやったことでしょうか。 お呼びいただきありがとうございます。 おそれ多くも自著を寄贈。 20年間大学の同窓会で保管していただけるとのことで、ありがたい限りです。 その節はありがとうございました。 そうそう、それから今年は1年間、頑張ってメンズの連載をやったのです。 これが一番時間がかかったかな。 ウィメンズはいいんだけれども、日本の人にも応用できるメンズのルックを探すのに、毎回すごく時間がかかって、結構大変。 書いているよりも、探している時間のほうが長いのです。 だけれどもそのおかげで、メンズもだんだんわかるようになりましたわ。 ありがとうございます。 来年もなにか新しい試みやチャレンジをしつつ、 既定の路線も継続したい所存でございますので、 引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします! では、よいお年をお過ごしくださいませ。 ※1月1日~3日まで、ブログはお休みいたします。 そういえば唐突に思いだしました。
ランジェリーも服と同じで、自分の体型に合ったボディ(トルソー)で 作られているのを選ぶといいんだと思います。 何を思い出したかというと、 最近のヴィクトリアシークレットの様子を見てて、 でもわたし、ヴィクトリアシークレットのブラジャー、買ってたな、ということ。 まだ今みたいに派手なショーをやる前で、 円高になって海外通販がしやくなったころ、買ったのでした。 それまでは日本のメーカーのブラジャーを買っていたのですが、 どうにも合わなくて、いつも身体にワイヤーの跡が残るし、苦しいしで、 どうにかならないかと思っていたところ、ヴィクトリアズシークレットのカタログを取り寄せて、試しに買ってみたら、これがぴったり。 日本のボディで作られたブラジャーは合わなかったけれど、 ヴィクトリアズシークレットが使っているボディで作ったのはOKでした。 日本人だからといって、必ずしも日本のメーカーのブラジャーが合うわけではないんだと思います。 身体はそれぞれ違いますから。 日本のブラが合わない場合、日本以外の国のメーカーのブラも試してみるといいと思います。 もちろんつけた結果のシルエットも違います。 きのうはまずファッションレッスン初級を開催。
いらっしゃった皆さま、ありがとうございました! きのうも皆様のレベルの高さにびっくり。もうほとんどできていましたね。 そして、本をぼろぼろになるまで読みこんである方もいらっしゃって、ありがたい限りです。 そして、そういう読み込むことができる本を作れてよかったなと思いました。 1回読んだだけでブックオフに売るような本じゃなくてね。 そして「くじら館ファイナル」イベント。 ずぼんぼ、予想以上に楽しかったです! 皆さんがお帰りになってから、私もやってみたのですが、 あれ、飛ぶと面白いよね。宙返りしたりして。やってみるまでなかなかわかりませんね! ずぼんぼアーチストの古川さん、ありがとうございました! そしてパン!やっぱりおいしかったな!! ちなみにパン屋は、 横浜市泉区弥生台のベッカライトーンガルテンさんです。 おいしいなーー。 土曜日の午前中、パンが充実していますよ。 そしてわたしのトークは、相変わらずいまいちですね。 トークより書くほうが得意なのかもしれないな。 しゃべっていると、つい早く終わらせたくなっちゃうのよねー。なんでかなー。 それは来年の課題ということで。 これで湘南くじら館でのわたしのイベントも終わりです。 今まで長い間、お世話になりました。 池田さん、ありがとうございました! ちなみに、池田さんは「池田ゆみる」というペンネームで、 さえら書房より『坂の上の図書館』『川のむこうの図書館』 という児童図書の作家さんでもあるのです。 小学生の皆さん、よろしくね。読んでね! では、本当にありがとうございました! さて、この前、なんとか心理学の(アメリカにはいろいろな心理学があって全部覚えていない)先生が、
「人は安全の中でのリスクを好む」ということを言っていて、 この「安全」というものが、 いわゆるモテ服であるところの「女子アナ」の服かなと思います。 なぜ安全と感じるかというと、 いつもテレビで見なれている、なんかいい感じの女性が着ている服だからでしょう。 しかし女子アナに単刀直入に聞いたところ、 「モテない!!」と叫んでいたので、 実際は服は関係ないでしょう。 ただ、若い層は、最近テレビなんか見ないので、 女子アナになじみがあるのはある程度上の世代じゃないかと思うのですが、どうでしょうか。 しかしそうすると、 テレビを見ない世代は、何を見て「安全」と感じるのでしょうか。 何がいいと思うんだろう? わからないです。 さて、本日は17時からイベントです。 いらっしゃる皆様、よろしく。 パンとお茶、準備してお待ちしております! ファッションレッスン上級は、
おしゃれ上級者になるための完全オリジナルメソッドです。 自分を知り、スタイルを確立する方法、そして おしゃれとはどういうことかを理解するためのレッスンとなります。 内容は、 ・自分のスタイルの作り方 ・おしゃれに見えるということはどういうことか です。 また、ここまでの進捗状況と、御持参いただいたコーディネート写真について、私がチェック、アドバイスします。 宿題として、 ・好きなイメージ(ファッション、インテリア、映画、風景、人物などすべてのヴィジュアルイメージ)の写真100点をピックアップ(USBファイルに入れる、IPodなどのタブレットに入れて持参する、ピンタレスト、インスタグラムなど、ネット上のクラウドサービスを利用して当日、見られるようにしてください) ・現在のワードローブを使ってコーディネートを作り、写真に撮ったもの、 1点以上3点まで。 (服、靴、バッグ、小物等を平置きしたもので結構です) 募集日時 2019年1月27日(日) 場所:神奈川県藤沢市、小田急江ノ島線長後駅付近 時間:13:30~16:30 定員:4名 対象:ファッションレッスン中級を受けた人 参加費用:2万円(当日現金払い) 主催 小林 注意事項:主要交通機関が止まるような天候等の場合、中止にいたします。 お申し込みは fateshowthyforce@gmail.com まで、 メールのタイトル「1月上級」とし、 ・お名前(本名) をご記入の上、お申し込みください。 定員に達しましたら締め切ります。 きのうはとある世界展開しているヨーロッパのブランドの広報をしているクライアントさんとおはなし、現在の状況をいろいろお聞きしました。 やはり服は厳しいですね。 さて、アパレル業界、私のように服を作る部門にいた場合、 生地屋さんとか、工場さんとか、そういうところと連絡し合うので、 そういう生産側の事情に詳しくなりますが、 プレスとか広報じゃないので、デパートの売上がどうのとか、他社がどうのとか、 そういうことはわからないのが通常です。 小さい会社は例外で、 他の部署のこともちょっとはわかったりしますが、 大きければ大きいほど、自分の部署以外はわかりません。 きのうはお互いわからないことの情報を交換。 どこそこのテナント料の話とか(笑)、どこどこの出版社の編集部はどうだったとかの話をいろいろお伺いしました。面白かった! それとも関係あるんだけど、 日本のコスモポリタンのHPに、ヴィクトリア・ベッカムについて、 「ヴィクトリアズシークレット」のデザイナーみたいなことが書いてあって、 修正されずにそのまま放置です。そういうこともわからないらしく、 調べればすぐわかるのになぜしないのかは不明。 売り上げ低迷とか、このコスモポリタンの記事とか、 ここらへん、日本のファッション業界を象徴しているかなと思います。 ファッションに興味のある人は減っているし、 なんだか急に、ブンカを卒業したみんな、どうしているかなと心配になってきた 平成最後の歳の瀬、急性膵炎に注意ね! きのう書店へモード誌じゃない、ファッション多めの女性誌を見たんだけど、
おまけつきのものがおおくて、選べなくて困りました。 あのおまけ、いらないんだけど。 カレンダーとかならいいんですが、 どうせゴミになるし、 あの燃えないゴミの分別がものすごく面倒。 あのおまけだけで、雑紙、プラスチック包装ごみ、段ボール、不燃ごみ、燃えるごみって、 こんなに分けなきゃいけない。 しかもおまけとして作られたあのものの原価はいくらなの?とか、 これ、いったいどこで誰が幾らの工賃で作ったのか?とか、 考えたら具合悪くなります。 おまけなんかいらないので、100円安くしたらいいのにって思う。 だって、多くの女性誌が930円とか。 前からそんなに高かったっけ? British Vogueなんて、3.99ポンドだから、1ポンド140円として、558円。 雑誌というのはそれぐらいの感じが適切じゃないでしょうか。 さてこれから、バブル崩壊、金融恐慌、産業恐慌ときて、 社会が大きく変わっていきますから、 被服費にお金をかけすぎないようにしてくださいね! ファッションレッスンが近付くと、
参加者の皆さんが切り抜きするためにファッション誌を買いに本屋さんへ 見に行くのですが、これがなかなか選べません。 着る服を買うときに参考にする雑誌があるか事前に聞いてはいます。 けれども、最近どんどん「雑誌は買わない」というのが答えになってきています。 20代、30代あたりはまだいいんだけれども、 40代以上は、もう雑誌は参考にならないというのが本当のところかもしれません。 40代以上向けの雑誌、もちろんありますけれども、 ものすごく豪華。 豪華な家、リッチな暮らしぶり、 もちろん服は高価なものばかり。 そうじゃないものは、セレクトショップのオーナーや、 料理研究家、フラワーデザイナーなど、 いわゆる「活躍している人」系のものも、 実際の参考にはなりにくいです。 それはその人の生活をのぞき見するような感じで、 読者への提案ではないから。 で、私はどうなのかといったら、 もう雑誌を参考にして服を買うということはないですね。 最近はこういう感じがほしいと思ったものを探すか、 リスペクトしているから買うか、どっちかなので。 しかし、ワードローブ作りの最初の段階は、 視覚化が大事なので、切り抜きはやめるわけにもいかないんですよね。 困ったものだわね。 (いや、そんなことは困ったことのうちに入らないけど) ここ数年、うちの近所はいわゆるクリスマス向けの飾りがほぼなくて、
スーパーなどはむしろお正月ムードなので、 心安らかでなかなかよいです。 私はいつも、おしゃれでなくても構わないと書いていますが、 構わないんだけれども、あまりに逸脱すると困る点が出てくることもまた事実なんですよね。 なぜかというと、場所やシーンによっては、ひとは着ているもので判断されてしまうからです。 おしゃれでなくてもいいんだけれども、 着ているものでマイナスの判断はされたくない、 恥ずかしい思いはしたくない、 雑な対応されたくない、というのが大方の人の思いなのではないかと思います。 もう一方で、人にどう判断されても構わないんだけれども、 着るものでわずらわされたくないという方もいらっしゃるでしょう。 その代表がスティーブ・ジョブズかな。 今回思いついちゃったのは、 そういう人向けの方法論で、 そこら辺のニーズも考慮しつつ、 最終的に「ほどほどおしゃれ」になるにはどうしたらいいかという話です。 興味のある方はお楽しみに。 そうでない方はスルーで。 50歳ぐらいで浮上してくるものに、 コントロールされたくない自然としての身体問題があります。 前から書いていますが、西洋の考え方は自然はコントロールして整えるべきもの、 だけれども、日本では、自然はコントロールできないものとして長い間、考えられてきました。 自然の中には人間の身体だって入ります。 西洋の衣服はウエストをコルセットできつくしぼったり、ハイヒールをはいたり、 身体を矯正する要素が強いです。 翻って日本の着物は、布よ、私の身体に合わせなさいという感じで、 帯はしばりますが、布自体には身体を矯正する要素はありません。 (中国はてん足があるので、ちょっと違うのかな) 戦前の写真を見ると、洋服を着ている人、着物の人、半々ぐらいです。 戦後70何年の今、日本の人の身体は、この矯正具としての洋服を完全に受け入れたわけではないのかもしれません。 50歳ぐらいになると、そのひずみが出てきます。 つまり、もうそういう苦しいのは着たくない、ということ。 もちろん西洋人にも矯正具としての衣服に対する疑問はあって、 それをダンスとして訴えたのがピナ・バウシュだよね? ドレスにヒールで踊るけど、最後はぐちゃぐちゃになって、 ドレスの意味を破壊しまくる。 だからピナはいつもカーテンコールでヨウジヤマモトのスーツであらわれたんでしょ? とすると、ディオールとは相性悪いわよ。 さて、そんなことをつらつら考えているうちに、 じゃあどうしたらいいかという解決方法について、 私は思いついてしまいました。 もちろんそれは1つの方法論で、全部そうしろとかいう話じゃないけど、 結構使えると思うので、 1月から有料noteで発表したいと思います。知りたい人はお買い上げください、 ということで今日は終わり。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
November 2023
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