麻とヴェルヴェット
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フィレンツェでピッティウォモというメンズの展示会をやっていて、
その中でジバンシーのメンズのショーも行われていたんですけれども、 カリーヌもいろいろのブランドを集めてショーをやったとのことで、 そのショーで使われた写真を見ました。 テーマが90年代なので、 90年代のミュグレーやジャンフランコフェレ、ヘルムート・ラングなんかが ランウェイに登場。 90年代風じゃなくて、90年代に作られた服です。 ということは20年以上前です。 それが今見ても全く問題ないほど素敵で、 改めて、デザイン的に優れているものは時間がたっても輝きが消えないどころか 普通に着られるということがわかりました。 最近、オールドピンクハウスを集めている人も出てきているようで、 ちゃんとしたものは10年たっても、20年たっても着られます。 で、そういうものが集めて売られているのが古着屋やヴィンテージのショップです。 よく3年で捨てろとか、コートを5年で捨てろと言っている人がいるけれども、 それは服作りをしていない、もしくはしたことがない人ではないでしょうか? 作る側は3年で捨てるように作っていません。ハイブランドは特にそうです。 コートだって、5年で捨てませんよ。プラダのコート、5年で捨てるの? そういうことを言う人って、ファストファッションをよく着ているのではないかと思います。 そういうのとハイブランド、一緒にしないでほしいよね。 まあ、そんないい加減なことを言っている人が、 本当に適当なんだということを証明したようなカリーヌのショーでした。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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