麻とヴェルヴェット
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5月2日にアップされたWEB連載の
「オーダーシャツ」について、 感想をいただいたり、同じものを注文したいというお声をいただいたので、 実際にオーダーするときの注意点をあげておきます。 1 サイズ感がわからないと思いますので、お気に入りのシャツがあったら、それをもっていって「同じぐらいのサイズ」と注文しましょう。 ない場合はサンプルがあるかどうか聞いて(たぶんある)、サンプルを着てからサイズを決めましょう。 2 接着芯について。 メンズのシャツそのままだと、かなり固い芯が使われている可能性があります。柔らかくできるかどうか聞いてみてください。何も聞かれないと、固い芯の襟やカフスができ上がる可能性があるので、事前に必ずチェックしてください。 3 袖丈について。 トラッドのお店だと、袖丈は手首の骨のあたりのところで「ちょうどいい」と考えられているようです。モード好きだと、これでは短すぎます。袖丈が長めがいい場合、それも伝えてください。 4 胸ポケットについて。 メンズのパターンのまま胸ポケットをつけると、かなり下の位置になります。ポケット位置が変えられない場合は、女性の場合、ポケットがないほうがいいでしょう。あると下がって見えるのと、メンズのシャツをそのまま着ているように見えます。 5 着丈について。 着丈も長くできる場合があります。最近ウィメンズで流行っている着丈は80から100cmのあいだぐらいです。長い着丈のものが欲しい場合、着丈を長くできるかどうか聞いてみてください。長くできると、チュニック丈のようなシャツを作ることができます。 最後に、オーダーシャツについては、事前にそこの会社のHPをチェックして、生地の種類や襟の形など、ある程度、調べていったほうがいいです。 そして、これはできればなんですが、詳しそうな販売員さんに対応してもらってください。 ある程度、シャツの知識がある方でないと、難しいと思います。 老舗デパートみたいなところだったら大丈夫だと思います(あの後調べたら、伊勢丹のメンズシャツのコーナーでも、ウィメンズのオーダーシャツを一部取り扱っているとのことでした)。 以上、注意点でした。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
September 2023
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