麻とヴェルヴェット
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すべての衣服がわかりやすく壊れるわけではありません。
破れたり、穴があいたりというものはむしろ少数でしょう。 けれども、繰り返しの着用及び洗濯によって、衣服は劣化します。 ではどこで判断すればよいでしょうか。 例えばコットンや麻などの自然素材の場合、 濃い色の場合は縫い目とか、ミシン目の周囲が白くなってきます。 ジーンズの色落ちなどのように。 あの、縫い目とミシン目の周囲が白くなったらもういいかなと思います。 それは何回も洗ったという証拠。 ただし、化学繊維はこれが起きません。 破けにくいのみならず、色落ちもない。 よって、捨てどきというのはなかなかきません。 あるとすれば、白い物の汚れが染みついて落ちないとか、それぐらいかな。 ダークな色合いのものはそれもないので、 ずっと持っていてね、という感じ。 ウールなんかはやはり虫食いとか多数の毛玉。 白いニットだったら、入りこんだ落ちない汚れとか、しみ。 ウールのしみはなかなか落ちないので、 目立ったところにしみがついて落ちなかったら、 もう仕方ないとみていいでしょう。 自然素材のしみはなかなか落ちにくいです。 しみも、もう着られないというサインと見ていいでしょう。 化学繊維はしみもつきにくいので、 あとは自分で判断するしかないでしょう。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
March 2022
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