麻とヴェルヴェット
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きのうインスタグラムを見ていたら、
「ワークウエアスーツ」というものが出てきました。 興味を持ってサイトを見ると、 「作業着なのにスーツ」と書いてあって、 要するに、機能性素材で作られ、ストレッチ性があり、かつ自宅で洗える テイラードカラーのジャケットとパンツのセットアップ を作っている会社だということがわかりました。 よく調べたら、いろいろ出てきました。 この会社の親会社は水道のメンテナンス会社で、 その社員の作業着として作ったテイラードジャケットとパンツのセットアップの 評判がよかったので、新たに別会社を作って販売を始めたということです。 「作業着なのにスーツ」「ワークウエアスーツ」 という突っ込みどころ満載の言葉がめちゃくちゃ気になります。 →今調べたら、「作業着なのにスーツ」というテーマで作った動画が炎上したとのこと。 確かに今見たら、炎上案件でした! 作業着の完成度って、すごく高いし、作業着を着ているから ダメな人、みたいな表現はよくないです。 作業着、ワークウエアは作業をするための、 おもにブルーワーカー(事務系ではない労働者)が着るものを意味していて、 カーゴパンツなんかは元軍服です。 スーツというのは、揃いのという意味なので、 セットアップであれば、なんだってスーツです。 作業着でも、上下同じ生地で作られていたら、それはスーツです。 テイラードカラーのジャケットである必要はありません。 そしてこの売られているセットアップも、 要するにジャケットがテイラードカラーのものであるということをもって スーツと呼んでいるようです。 制服としても採用されているので、 結構売れているとのこと。 私はノースフェイスかアディダスが、 こういうものを作ってくるだろうなと思っていたのですけれどね。 技術その他もろもろたくさんあるでしょうから。 考えてみれば、 テイラードジャケットのセットアップ、日本で言うところのスーツで 通勤し始めたのなんて、まだまだ100年もたっていない話。 変わっていくのは当然といえば当然。 ただ、洋服の基本である、 「つながっていること」つまり「そろっていること」、「スーツであること」は、 これからも継承されるでしょう。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
September 2023
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