NAOKO KOBAYASHI
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麻とヴェルヴェット

普遍的なものとそうでないもの

5/10/2018

 
着物と同じように、
服にもいい素材とか、いい仕立てとか、いいパターン、美しい色合いというものがあって、
それは普遍的でほとんど変わりません。
(絶対ではない。変わるときもある。例えば高級な化学繊維の出現とか)
例えば、仕立てにしても、縫い代の処理をロックミシンでするよりは、
織り伏せとか、パイピングしたほうがいい仕立てだし、
パターンだって、着ていてずり下がってくるものとか、
脚が短く見えるのがいいパターン、ということはありません。

一方、普遍的ではないのはデザインとかシルエット。
それは流行によって左右されるので、一概にいいデザインとか、いいシルエット
ということは言えません。
で、ファッションはそれについて扱う分野。

この2つのポイントに、それぞれの好みや志向性が付け足されて、
最終的に何を選ぶかが決定されます。

流行は常にあって、その時代にはそのときの流行のものしか買えないので、
逃れることはできません。自分で作る以外には。

流行は情報として消費され、やがて忘れ去られます。
それはニュースのようなもの。
だけれども、普遍的なものは忘れられない。
私がより興味があるのはそちらのこと。
普遍的なものとか、忘れられないとはどういうことか、
そちらに興味があるので、それについて考えています。

コレクションで発表されるものの中にどれだけ普遍性を持っているものがあるか、
そしてどのようなものが忘れ去られるものなのか、
それを見極めるようにしている。

忘れ去られるものはどういうものかというと、
そのデザインなりシルエットが、普遍を目指していなく、
単なる自己主張にすぎないものです。
これらは、それがいまどれだけ評価が高かったとしても、
必ずや、忘れ去られます。





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    Naoko Kobayashi

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