麻とヴェルヴェット
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現在、ブランドは、大きく分けてファストファッション志向のものと、
ハイブランド志向のものにわかれます。 ファストファッションは安いですが、クオリティもそれなりで、 長もちしない設計です。 一方、ハイブランドはクオリティも高いし、長もちしますが、 日本の平均的な女性の所得では、おいそれと買えない価格設定です。 2000年より前までは、普通に仕事をしていれば、 ちょっといいものは買えました。逆にファストファッションはありませんでした。 (もちろんこれは、収入は上がっていくものという、今から考えたら幻想があったので、 20代ではお金を使えたという理由もあります) 今はそれこそ、3000円のTシャツか、7万円のTシャツかみたいな、極端な価格差が出ています。 サステナビリティに考慮し、日本で生産したものは、 ブラウスでさえ3万円以上のものもあります。 二世帯以上の被服費の1年間平均が4万円しかない日本の人には買えないでしょう。 そうすると、クオリティは高いけれども、手の届く値段の中古や古着がいいとなる、 というのが今の私の答えです。 あと可能性があるのは、ファクトリーブランド、 または完全受注生産のところ。 ここら辺は、セールを前提としていないので 買える価格になっています。 逆に、ファクトリーブランドでもセレクトショップに卸しているところは、 セールの可能性も秘めた値段設定なので、おおよそ倍の価格であり、 まあこれは、それこそセールでないと買えないな、という感じです。 みんなも無理しないようにしてくださいね。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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