麻とヴェルヴェット
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今、香水についての本をいろいろ読んでいて、
たくさんわかったことがあります。 その中の1つに、香水には、それを作った調香師というのが必ずいて、 才能ある調香師は名香と呼ばれるものをたくさん作っている、ということ。 けれども、時代とともに使える原材料が変わってしまうので、 過去の名香が現在、そのまま同じ香りかというと、 そうではないことなど、本当に興味深いです。 「香水をつけない女に未来はない」と言ったのはシャネルです。 もちろんシャネルの香水を売るためにこんなことを言ったんでしょうけれども、 もう一つ、違う意味もあると思います。 それはフランス語で香水をつけるというときに使う動詞がporterと言って、 英語で言うところのwearと同じだということ。 日本語だったら「着る」になります。 フランス語では、香水も着るものの1種類と認識されているというわけです。 シャネルは、そのことに引っ掛けて言ったのではないかと思います。 さて、ではどれが名香なのか? という問題です。 それはプロに聞くのが一番ということで、 今その本を読んでいます。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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