麻とヴェルヴェット
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例えばケイト・モスとか、
最近だったらべラ・ハディッドとか、 セレブ(この表現も好きじゃないんだけど)もヴィンテージショップ、 つまり古着屋さんへ行ってヴィンテージを買います。 好きなものはなんでも買えるほど稼いでいる人たちが なぜヴィンテージを買うのか。 それは、もう生産されていないものとか、 1点しかないもの、博物館に入るようなピースに対して、 お金さえ出せばすぐに買えるようなもの以上の価値を彼女らは見出しているからです。 新しいもの、 みんなが知っているもの、 そんなものよりも、古いけれども価値のあるものがヴィンテージにはあって、 それが自分には必要だから古着屋に探しに行きます。 例えばどこかに、 「これがケイト・モスが持っていたバッグ ●●で××円!」と出て、 みんながそれを真似してこぞって買ったら、 ケイト・モスは即座にそのバッグを持つのをやめるでしょう。 なぜならみんなも買ったから、そういうのは嫌なので。 だけれどもヴィンテージで買った1点ものは、 誰も真似して買うことができません。 欲しいのはそういうもの。 誰かが真似して買えないもの。 安いからという理由ではない買う理由が、 ヴィンテージにはあります。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
March 2022
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