麻とヴェルヴェット
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相変わらず「モテ服」関連のアクセス数がよいのですけれども、
自分の好きなものを好きに 着ましょうと言っている私が婚活やら「モテ服」やら考えるのは 矛盾しているのではないかと考える方もいることでしょうから、 なぜそれについて考えたか理由を書きます。 個人向けのファッションレッスンをしているとき、 結構、地方からも来てくださって、 本当にありがたかったのですが、 その中で30代後半から40代前半にかけての方で、 結婚したいのだけれども、なかなかうまくいかないという悩みの方が 何人かいました。 なぜ結婚したいのかというと、 地方だと、公務員や特殊な専門職でなく、 ふつうの会社員だと、それこそ40歳になっても手取り14万円みたいな感じで、 それ以上にはならない、つまり生活できない、 だから結婚は、就職と同じように、 生活するためにする、しなければならない、 ということのようでした。 中には、結婚という道はあきらめて、 仕事を辞めて、看護学校へ入りなおした40歳過ぎた方もいらっしゃいました。 日本は男女のイクオリティーが非常に遅れている国です。 ほかの国と同じように考えることはできません。 そのときに、わざわざ婚活のための衣装について考えるのなんかおかしいよとか、 「モテ服」についての単純な批判は、 その人たちのためにはなりません。 好きな服を着ればいいよ、 うまくいかなかったら、私があなたを相当な賃金で雇うよというならいいですけど、 私にはそんなことはできませんから、 まずは現実に対処するのが先です。 それが服を少し変えるだけでうまくいくなら、 それはいいと考えています。 だって、生活できないんですからね! 私たちは人生の主人公なのだから、 目的を達成するために服を使えばいい、 というのが私の考えです。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
November 2023
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