麻とヴェルヴェット
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人によって年の取り方が違うので、
はっきり何歳ということは言えないのですけれども、 大体40代後半ぐらいから、今までの服が似合わなくなってきたと感じる人が多いようです。 原因はいくつか考えられます。 大きなものは肉体の変化です。当たり前です。 年を取ってくると、肌の輝きは失われ、 筋肉や贅肉は全体的に下垂してきます。 ですから、服はそれを補う方向へもっていかないと、 現状維持はできません。 具体的には輝きがなく、垂れさがるのですから、 艶と輝きがあり、持ちあがる服がいいわけですね。 そのためには、艶と輝きがなく、垂れさがる服は避けます。 では艶と輝きがなく、垂れさがる服とはどんな服でしょうか? 何度も洗濯して輝きが薄れたコットンとか、安いウールなんかは艶がありません。 また安い化学繊維のサテンなんかは輝いていますが、輝きも安いです。 垂れ下がった服とは? ドレープ性が高いものです。代表的なものは薄いジャージー素材です。 しっかり肉厚なものは大丈夫ですけれども、だらっと下がる薄いものは注意です。 素材自体も下がりますが、肌に張り付いて、肌の下がった感じが透けて感じられます。 自分の肉体が艶がなくなり、垂れさがっているのに、 これらのものを着ると、そのポイントを強調します。 つまり、より肌の色つやはなく、肉体もだらんとして見えます。 たぶん+5歳は老けて見えるでしょう。 はいはい、老けて見せたいならいいんですよ。 そうしてください。 でもそうじゃないなら、やめたほうがいいと思います。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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