麻とヴェルヴェット
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近年、服の洗濯による環境汚染が問題になっています。
合成洗剤の問題もさることながら、 化学繊維の服を洗濯することにより発生する小さな繊維が海へ流出する問題です。 天然繊維ならいいんです。 コットンや麻なら自然に還ります。 だけれども、化学繊維はそうはいきません。 そこでついにステラ・マッカートニーが、 「服はあんまり洗わないで」と注意喚起しました。 もちろん下着や汚れたものは洗うのはいいんですけれども、 ほとんど洗わなくていいもの、例えばコートなんかは洗う、 つまり全体洗浄しないでということです。 元の記事はこちら。 それからもう一つ、 これは私もいろいろ書いていますが、 洗わないほうが服は長もちします。 いい服を買って、長もちさせる、 それが世界基準のおしゃれです。 間違っても、「ファストファッションの服をたくさん買って、 短期間で捨てる」ではありません。 そんなことは、世界最高峰のデザイナーたちは言いません。 日本のように高温多湿の夏だと、洗濯しないわけにはいきません。 その場合は、天然繊維がベスト。 インドやその他、暑い国にならえばいいわけです。 コットン、リネン、シルク、これらの素材がそれに当たります。 ファストファッション寄りの日本の雑誌はこんなこと、書かないでしょうけれど、 皆さんも意識を高くもって、トップのデザイナーの言うことを聞きましょう。 服飾学校も出てないし、 アパレル産業での経験もない人たちの言うことを鵜呑みにしてはいけません。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
December 2022
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