麻とヴェルヴェット
|
きのう、日本の音楽業界でレーベルを運営している人が、
日本の音楽業界が衰退していくことはわかっているので、 ロンドンに拠点を移したという話を読んでいて、 この人は非常に客観的で素晴らしいなと思いました。 衰退の原因は少子化です。 若者がいなくなったら、音楽も売れなくなります。 音楽をたくさん買うのは若者ですからね。 これは日本のファッションに関連する業界にも言えることだと思います。 私のファッションレッスンには20代から60歳近い方までいらっしゃるので、 年代別にどんな傾向があるかよくわかりますけれども、 20代は一番買ってないですよね。 当たり前です。将来、年金なんかないかもしれない世代なので、 余計なお金を使う余裕はありません。 一方、買っているなという感じなのは、 10年前で、30代後半。 だから今だと40代後半になるわけだけれども、 やはり50代を過ぎると、また買わなくなってきます。 ライフスタイルの問題もあるし、 配偶者が定年退職したりすると、本当に何も買わないと おっしゃっていました。 若い人の人数がある程度いて、 その層が盛んに購買していない産業は衰退するでしょう。 私が、売っている服が多すぎるなと感じるのは もうそれを買う層はたくさんいないし、 いる人たちはお金を使わないよ、と思うからです。 早めに手を打つのがいいかと思います。 Paragraph. ここをクリックして編集する. Comments are closed.
|
AuthorNaoko Kobayashi Archives
December 2022
|