麻とヴェルヴェット
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ドリス・ヴァン・ノッテンのコレクションをYOUTUBEで見直していて、
相変わらずの美しさ、完成度の高さに感心して、 ついでにお勧めで上がってきた、ドリスのカントリーサイドの日常の様子を撮影したビデオを見ました。 それはカントリーサイドの邸宅で、 広大な芝生の庭と、花と野菜が育つ庭があって、 大型犬がいて、といった暮らし。 庭には薔薇や、ダリアが咲いていて、それを部屋に飾るために摘み取って、 キッチンガーデンで野菜を収穫して、自分で料理して食べるという、 そんな暮らしでした。 そういう生活をしている人がデザインするのですから、 それは美しくなる、というものです。 毎日、目に入ってくるものが自然の美しさに満ちている。 ドリス・ヴァン・ノッテンのみならず、 ふだんはカントリーサイドに暮らしているデザイナーはたくさんいます。 なぜかというと、そちらのほうが豊かだからでしょう。 イギリスにも、昔からカントリージェントルマンというのはいるし、 それは一種の憧れのライフスタイルです。 時々、自分は住んでいるのは田舎なのでおしゃれはできない、 みたいなことをおっしゃる方がいますが、 そんなことは全然ありません。 日常は質素なスタイルで、何かあるときに美しい格好をするというのができるのも、 田舎ならではないかと思います。 もちろん、おしゃれをする機会は自分で作らないといけないと思いますけれども。 さて、注目のエディ・スリマンによるセリーヌは、 予想どおり、エディ・スリマン仕様で、いつものロックな感じでした。 今までサンローランを買っていたみんな、こっちへおいでということで、 客をかっさらっていきそうです。 そしてメンズのパンツも、エディ・スリマンでさえ、ツータックです。 タックパンツの時代が日本にもそろそろやってきます。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
November 2023
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