麻とヴェルヴェット
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色にも流行があります。
化学繊維の発色のよさをいかしたぱきっとした明るい色が好まれたのが60年代。 このころ、サイケデリックな色合いも出てきます。 70年代になると、ベージュ、茶、ボルドーみたいな、 ナチュラルな色合いになります。 60年代の反動だと思われます。 それが80年代半ばになると、 黒、もしくはビビッドな赤とか青、黄色というようになります。 90年代は、80年代からビビッドな色を抜いた感じ。 色の明度と彩度、 それから色の組み合わせによって、 その年代の雰囲気は表現できます。 映画の衣装をよく見ていると、 色でその年代らしさを出していることがよくわかります。 逆に言うと、 使う色によって、なんかそれって80年代っぽいねとか、 70年代ぽいねとか、 そういうふうにもなるということです。 まあ、好きにしてください。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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