麻とヴェルヴェット
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今、ダニエル・カーネマンという人の人間の意思決定についての本を読んでいるのですが、
思いつきや直観や、ほとんど反射的に何かを選択する人のほうが、 熟考や検討、考察して選ぶ人より多いということが書いてあります。 思い付きや直観、反射的な決定はほぼ無意識のうちにされるものもあり、 とっさに動いて事故を防ぐといったよい面もあるのですけれど、 考える必要があるものまでそうやって選ぶといろいろ問題があるとのこと。 例えば考えないで決めて、お金を2倍払うとか。 あとよく考えたほうが結局はお得なのに、 目先の利益に目がくらみ、結果的に損をするとか、 そんなことがあるそうです。 思い当たる節はありませぬか? そうです。 例の「これさえ着れば(持てば)おしゃれ」がそうですね。 本当はそうじゃないのに、楽だからそれを選んでしまって、 結果は得られないという、あれです。 そのほか「マストハブ」もそうでしょうね。 結果の保証なんてありません。 考えなくてもいいよ、 これを買えばいいよ、 これがお勧めなんだからこれを買って、 この言葉をみんな信じてしまったかもしれないですけど、 そうはならなかったことはもう皆さんお気づきでしょう。 そうならないためには、 熟考して検討する以外はなさそうです。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
January 2021
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