麻とヴェルヴェット
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3色ルールというのは、クラッシックでエレガントな色合わせになります。
けれども、少々、完璧すぎるきらいがあるので、 それを嫌がって、わざとはずしてくるブランドもよくあります。 例えばグッチやプラダ。 グッチは、はずしてくるというよりは、多彩なカラーパレットを作っておいて、 そこからチョイスするという感じですが、 プラダは、どうもわざとはずしている感じがします。 (大体、靴やバッグではずしてきます) ふつうの人が見分けがつかないのが、 この、完璧なところからはずした色合わせされたルックと、 最初からめちゃめちゃな色合いのルックです。 プラダをよく見ていると、はずしているとはいえ、 そこはそのシーズンの全体のカラーパレットから選ばれており、 トータルで見たら、統一性がある、ということがわかります。 一方、日本の雑誌のスタイリングでよくみられる色合わせは、 驚くほどめちゃくちゃなものがよくあります。 きっと、何社かのスポンサーから借りてきたものを組み合わせただけ、なのでしょう。 3色ルールからはずれるときは、 やはりまず3色を完璧に作ってから、そこから1か所だけはずすといいです。 同じブランドのもので固めている場合は、それほど変ということはないでしょう。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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