麻とヴェルヴェット
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いつだったかのファッションレッスンで、
「知り合いや家族は、きれいな服を着ると似合わないと言うけど、 お店では、きれいな服を試着すると似合うって言われる」。 これは実際にこのとおりなんだと思います。 家族や知り合いだと、似合うを下目に言います。 つまり、学校や会社の制服とか、体操着とか、ジャージとか、 そんな服を着たときに似合うっていうけど、 ドレスやちょっとゴージャスなアクセサリーなんかだと似合うって言わない。 だけれども、お金を払ってサービスを受ける相手だと、 その逆で、高目のところで似合うを言う。 これは極端な例ですけど、他人の眼から見た似合うはたくさんあります。 人は多面的な存在なので、どこを見るかによって、似合うも変わってきてしまいますし、 見る人自身も何を見ているかがそれぞれ違います。 そうすると、たくさんの似合う、そして似合わないが出てきてしまう。 あと、これは何回も書いているけれど、 その場に合うか合わないかという問題が大きいです。 どんなに体操着が似合っていたとしても、そのまま高級なレストランへは行けません。 その場で自分がどう見られたいか、その結果、何が欲しいか、 それがわかるのは自分だけなので、最終的に決められるのも自分だけです。 他人の眼から見た似合う、似合わないにこだわると、 望む結果が得られないこともあるので、 お気をつけくださいね。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
December 2022
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