麻とヴェルヴェット
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以前にも書きましたが、似合う、似合わない議論は不毛です。
最終的には「日本人には洋服は似合わない」または 「日本人は着物が一番よく似合う」で終わります。 まず、家に入るときに靴を脱ぐ時点でアウトです。 服というものは、靴をはいて完成ですから、 靴を脱いだ姿はイレギュラーです。 で、やはりミニスカートや膝丈スカートは、 脚のひざから下がまっすぐで長い人がよくお似合いなわけですが、 最近、日本人の脚のひざから下はまっすぐ、かつ長くなってきたのでしょうか。 先日、ニュースを見ていたら、 日本の20代の平均身長は20年前より低くなっているそうです。 うちの近くに高校があって、 高校生が短いスカートで歩く姿をよく見ますが、 脚がまっすぐ長い子は、そんなに多くありません。 確かに身長もそんなに高くない。 1868年に洋服が導入されてから100年余り。 日本に住む人たちの体型が洋服向きになったわけではないようです。 そしてそんなに似合うのだったら、今頃、雑誌の表紙はみんな日本人になっているはずなのに、 相変わらず、西洋人だらけ。 みずから似合わないと認めているわけですね。 特に日本のブランドの広告はいまだに白人モデルばっかり。 そんなわけで、似合う似合わない議論は不毛だからやめましょう。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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