麻とヴェルヴェット
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流行色があるという話は本にも書きました。
いろいろな団体が今年はこの色、というようなことを発表し、 それにあわせて糸や生地が作られるので、 結果、その色がその年に多いことになる、という現象です。 それとは別に、時代の色というものもあります。 60年代だったら、化学染料の発達によって生まれた、蛍光色がかかった、 だけれども、強い色。 70年代だったら、カントリーとかヒッピーみたいな感じでナチュラルな色合い。 80年代は反動で、ヴィヴィッドな強い色。 90年代は黒と白とか、コントラストの強さ。 2010年代は黒からグレーなど、モノトーンなんだけれども、コントラストはつけない。 みたいな感じで。 で、2020年代は、強すぎず、ペールでもない、明るい色を発表するところが多いのではないかと思います。 これは2010年代の後半から続く流れです。 きのうのアナ・ウィンターも2020年秋冬は「明るい色」って言ってましたし、 たぶんそうなんだと思います。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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