麻とヴェルヴェット
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しまむらが、取引先の企業に外国人実習生の人権侵害がないように通知したそうです。
しまむらというのはアパレルメーカーではありません。 仕入れて売るところ。 一方、アパレルメーカーというのはメーカーとつくので、 自分たちの工場で作るのが基本。 デザイン部門と生産部門があるところです。 自分の会社でデザインして、自分の会社の工場が作ります。 ここがどんどん下請けに出すようになったのが90年代なんだと思います。 商社の営業がどんどんやってきて、下請けに出すように促していました。 で、今よく問題になっているファストファッションは、 デザイン部門ぐらいはあるだろうけれども、生産部門はないところ。 流通のネットワークだけが大きいところです。 ここは自社生産しないので、すべて外注で生産です。 しまむらは、仕入先の工場の外注先について通知したので、 これはとても異例なことです。なぜなら自分たちが直接取引しているところではないから。 (本当は仕入れませんぐらい言ってほしいけど) 日本製といえども、気をつけないと、 奴隷労働で作られたものも混ざっています。 売れ残って在庫処分で安いものはいいですけど、 最初から安いのは、理由があるということです。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
January 2021
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