麻とヴェルヴェット
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おしゃれについては、
もちろん本を読んだだけでもある程度のことはできるのですけれども、 ファッションレッスンを受けた人は、やはりその上のレベルまでできるようになっています。 ファッションレッスンを受けたら何ができるようになるのかというと、 自分をプロデュースする能力を身につけられる、 ということではないかと思います。 自分を作る、です。 最近、特に思うのは、 西洋の衣服というものは、保守的な部分もありつつも、 結局は個として自立した女性のために作られ、進化しているので、 自分がないとか、好きなものがないとか、 依存的な性格の人には合わないということ。 「どれだけ他人と違うのか」というのが西洋の個主義には重要なので、 衣服もそのために作られます。 洋服でおしゃれを突き詰めれば突き詰めるほど、 この問題にぶち当たります。 ファッションレッスンを受けると、 自分はどうしたいのか、何者なのかということを考える機会になります。 その結果、自分をプロデュースする能力が高まります。 自分をプロデュースする能力が高まるとどうなるか。 「服を着ること楽しくなる」が一番でしょうか。 私は今こうで、こうしたいからこの服を着る、 そういうことができるということは、 つまり、毎日が楽しくなる、ということなのだと思います。 受けた成果がわかるようになるまでには、 1年ぐらいはかかるみたいだけれども、 明らかにちがうなと、 先週のトークイベントで、 過去にファッションレッスンを受けた皆さんを見てそう思いました。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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