麻とヴェルヴェット
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例えばブルックスブラザースが破産申請したように、
世界的にもアパレルは危機なのですけれども、 日本のアパレルもかなり危険な状況になってきました。 きのうのニュースでは破産したレナウンを引き受ける企業がなさそうだ、 という話で、このままではレナウンはなくなってしまうでしょう。 また、メーカーではなく、小さな販売店舗も次々閉店しているとのことで、 本格的な縮小はもう始まっています。 先日読んだニュースでは、 コロナで収入が減ったのは全体の24%ということで、 逆に言えば、残りの75%は大丈夫だったわけですから、 その人たちが使えばなんとかなるのかと思っていましたが、 この24%の内訳はどういう人なのかわかりません。 若い人とか、女性が多いのかもしれません。 そうすると、おのずとアパレルには莫大な影響が出てくるでしょう。 ただもうずっと何年も、30年以上も女性の賃金は安いまま、 そして非正規がふえて不安定な状態、 そして一人暮らし世帯も増加したことから、 アパレル商品を買う人の基盤はもう既にぐらぐらでした。 そこに何かの一撃があれば、すぐにも崩れてしまうことは事前にわかっていたでしょう。 今回のコロナはその一撃でした。 私は以前から、お金を使いすぎないで! と言い続けてきたわけですが、 こういうときに役に立つのは貯金です。 買ってしまった大量の着ない服ではありません。 私のブログや本を読んできた皆さんは、今回のようなことを受けて、 お金を使わないでよかったと思っているのではないでしょうか。 そうですよね、こういうとき本当に役立つのは貯金、 もしくは自分で身に着けた技術や知識ですものね・・・ アパレルに関しては需要に対して明らかな供給過多だったので、 縮小は致し方ないと思います。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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