麻とヴェルヴェット
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基本的に他人がどんな格好をしていようがどうでもいいと思っているので、
誰かを見てどうこう思うことはありませんが、 みんな、どうしたいのだろうかと考えながら観察していたら、 共通のある雰囲気があることに気づきました。 もちろん、皆さん、きれいにしていらっしゃるんだけれども、 あのブンカにいた学生たちのような、 「これがすごく好きだから着ているの!」みたいな雰囲気が感じられる人が、 すごーく少ないなと。 内側から出てくる好きでたまらない感じ、 あの独特の感じをかもし出している人がすごく少ないのが最近の傾向かなと。 逆に「他人の目を気にしている」感はひしひしと伝わってきます。 けれども、それはおしゃれとか、その人の個性とかとは関係ないです。 「他人の目を気にしている感」が色濃くあると、 自信がない感じがして、なかなか魅力的には見えません。 ハッピーな感じもしないし。 他人の目重視の結果、 みんなと同じものとか今一番人気のものを身につけるようになったのが今の結果であり、 傾向でしょうか。 そういえば、先日、イベントにいらした方が、 ここ5、6年で雑誌があおったり、脅迫するようになった、 前はここまでじゃなかったということをおっしゃっていました。 私はもともと日本の「フィガロジャポン」を読んでいたのでそういうことはなかったし、 今はBritish Vogueを送ってもらっているので、心穏やかでいられます。 まあ、いつものように、 「他人の目を気にして生きていくのだ!他人重視なのだ!」という方もいらっしゃると思いますので、それについてはどうこう言いません。 お好きにしてくださいませ。 あと違う観察もしましたよ! サラリーマンの皆さんがたくさんいるところに行ったので、 みんなどんな格好なのか観察したら、 なんかやけにボタンダウンのシャツの方が多く、 しかもそのボタンダウンのボタンホールが赤やブルーだったりするんですけど、 なんなのあれは?サラリーマンのあいだで爆発的にはやっているの? あれは正統なスーツに合わせてもいいものなのかしら? あと靴は黒なのになんでバッグは茶色なんだ?とか、 普通のスーツなのに、なんで光るゴールドのバックルなのだ?とか、 パンツ丈が短すぎないかとか? 疑問が尽きないスーツ姿でした。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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