麻とヴェルヴェット
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昔、そうですね、昭和から平成の初めにかけて、
多くの縫製工場が東北にあったんですよね。 今もまだあるとは思いますけれども。 なぜかというと、農家の女性たちが安い賃金で働いてくれたからなんです。 東北は賃金が安いから、縫製工場も多くて、 昔から、そういった安い賃金で働かされる構造が アパレル業界にはあって、 それがあるときは海外の工場へ、 そして今は、国内だけれども、この人たち、安く使ってもいいんだ、 人権なんてどうでもいいんだって、 思われてしまった人たちのところへいってしまっているのだと思います。 誰も安く使っていい人なんていません。 人権無視していい人もいません。 「コスパ」がいいとか、働いている人に投げかける言葉じゃないです。 みんなの求める「コスパ」のために 泣いているだけじゃなく、死にそうな人までいます。 人を死に追いやっているのは、「コスパがいい」が口癖の 「コスパ主義者」です。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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