麻とヴェルヴェット
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私はよく、他人は人の服なんてよくは見ていない。
せいぜい、スカートかパンツか、 丈が短かったか、長いかだけ、 みたいなことを書いていますが、 では、私はまず何を見ているのだろうと、 ドラマを見ていて思いました。 今、Netflixのドラマ「サイコだけど大丈夫」の衣装についての動画を作っていて、 改めて、ハイブランドのコレクションで発表された画像と、 ドラマで着ていたものを並べてみてました。 そうしたら、セリーヌはコレクションで出たのは結構覚えていましたが、 ルイ・ヴィトンは微妙に頭の中から排除していました。 しっかりと覚えてはいなくて、あれ、これ、見たことあるけどどこだっけ、 という感じでした。 また、このドラマで使われているのはプレフォールが結構多くて、 コレクションではなくスチール写真しかないものも多かったのですが、 アレキサンダー・マックイーンは、見たことがなかったけれども、 シルエットで、きっとそうだなと思いました。 プラダも、これはプラダっぽいと思いました。 ということはつまり、私は自分の過去の記憶の中の、いいな、好きだなと 思ったものはしっかり引き出せるため、 結果的にそこに目が行く、ということだと思います。 他人がどうなのかはよくわかりませんが、 誰かに好かれたいときはこれを利用すればいいのでしょうね、きっと。 逆にその人の興味のない格好をしていたら、 大して覚えてはいないでしょう。 で、きっと他人の大半は、この「大して覚えていない」 というカテゴリーに入れられているのだと思います。 よって、ほとんど他人の着ていたものなんて、覚えていないわけですね。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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