麻とヴェルヴェット
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ボアのジャケットを着ている人も、売っている人もふえました。
しかも大人から子供まで着ています。 きのうふと思いました。 ボアは、第二のフリースなんですね。 だから大人と子供、男女とも着る。 そして大流行して、やがて着る人がどんどん減る。 発祥はアウトドアウエアであるということも同じ。 そんな運命のボアのジャケット。 感慨深いです。 きのう近所へお買い物へ出かけたら、
ボアジャケット、ボアコートの方、本当に多かったです。 子供から大人まで、着ていました。 中にはカップル同士、親子など、二人あるいは三人ボアでボアの人たちも。 これは何を意味するかというと、 流行の終焉です。 これだけ流行ると、もう飽和状態。 飽きるのも早いです。 来年はどうなっているかわからないので、 持っている人は今年のうちにどんどん着ておきましょう。 創作系の専門学校は、何もやらないでも卒業できるということを書いている人がいましたが、
文化服装学院に限って言えば、課題を提出しなかったら結局、退学になります。 1年の終わりで1割以上はいなくなりました。 しかし確かにほかの創作系で、何もやっていないっぽい方、 あるいはちょっとしかやらなかったであろう方はいらっしゃいますね。 大体そういう方は、何も作っていないか、作っていても数がとても少ないかで、 わかりますけれども。 創作系は、ある程度、数作らないとうまくなりません。 これは創作をしている人なら誰でも知っていることだと思います。 やっぱり氷点下は寒いです。
きのうは久々にたっぷり雨が降りました。 今年は鉢にチューリップやスイセンの球根を植えているのですが、 水やりが十分でないと、きれいに咲かないのです。 だから時々の雨は助かります。 寒いけれども、スイセン、ろうばい、梅はもう咲いています。 早いところは桜も。 日は長くなったし、立春はもうすぐです。 そろそろ春にチェンジのときですね。 私の一冊目の本に書いたんですけれども、
トレンドはまず生地から始まります。 そのため、生地やさんに生地がないと商品も作れません。 一部大口の会社はオリジナルで色出ししてもらいますが、 ふつうのところはありものから選びます。 ここ10年ぐらいでしょうか。 緑のバリエーションが激減しました。 3年ぐらい前から、ダニエル・リー君が提案したストロンググリーンが出てきて、 ちょっと復活したんですけれども、 今年の秋冬からはいろいろな種類の緑が出てきそうです。 緑好きの皆さんには朗報です。 私も好きな緑があるんですけれども、 ここ10年ぐらい全然売っていませんでしたので、 緑復活はとても嬉しいです。 今冬は暖かい日が多かったと思うのですが、
昭和のころは、関東でも氷点下になる日がもっと多かったと、 統計を見てわかりました。 昔の子供はみんな、手袋をしていたし、手があかぎれになったりしてましたね。 あと雪の日はもっと多かったです。 湘南エリアでも雪が積もる日が結構あって、 雪かきもしました。 そうそう、小学校や中学校でも大きなストーブたいていましたね。 今はどうなっているのでしょうか? ストーブには思い出があって、 中学校のとき、なぜかストーブ当番というのがあって、 生徒がストーブのカギを毎日持って帰るのです。 私も当番になったのですが、次の日、鍵を持ってくるのを忘れて (実際は忘れていなくて、スカートのポケットに入ってた) 大騒ぎになったんだけれども、 簡単な鍵だったので、男子の一人がヘアピンであけてくれましたとさ。 今はもうそういう当番はないと思います。 生徒にやらせるほうがおかしいですからね。 あと昔のほうが校則が緩かったのか、 コートは何を着ていっても平気だったような記憶です。 高校の時(公立高校です)、みんなはネイビーのコートを着ていたんだけれども、 私はベージュのコートを選んで着ていました。 学年で私だけだったけど、別に誰にも何も言われせんでしたね。 冬にはいろいろ思い出があります。 みんなも思い出してみてね。 まずは大雪の被害に遭われた皆様へお見舞いです。
幸いなことに、神奈川県西部は寒いけど晴れて青空です。 なんか年を取ってくると、 おしゃれがどうこうより、 寒いとき何着るとか、暑いときはどうするとか、大雨はとか、 そちらのほうにより多く気を遣うようになります。 理由は、対処しないと具合が悪くなるからですね。 面白いことに、ファッション誌って、そういうことは大抵無視。 山登りの雑誌のほうが詳しい 大事なことは案外、私たちが見る雑誌には書いていないということね。 寒くなると身構えていたら、今日の最高気温は14度だそうで、かなり暖かいです。
昔というか、2000年より前はこういうこと、なかったと思います。 2000年以前とは、 気温が違う、 インターネットの情報量が違う、 可処分所得が違う、 などなど、 かなり変化しました。 この3つとも、想像しませんでしたね。 特に3番目、日本がこれほど貧しくなるなんて、 20代の私は思いもしませんでした。 表参道の交差点で、ビルの上に掲げられた資生堂の大きな広告を見て、 未来は明るいんだ、と私は思ったのでした。 ドリカムの歌で「想像もつかない毎日が♪」みたいな感じだったので、 たしかに想像していなかったねというのは当たっていますね! まあ、そんなものです。 先日お亡くなりになった高橋幸宏さんのお写真をいろいろ見ました。
いつでも本当におしゃれで、 男のおしゃれな人というのは、ああいう方のことを言います。 着目すべきなのは、いつも「きれい」ということ。 年を取れば取るほど、「きれい」が重要になります。 反対は「だらしない」です。 小ぎれい、身ぎれいがいいです。 それができたなら、最新流行は別に要らないですね。 森を散策し、川で釣りをする、 カントリージェントルマンみたいな格好がメンズのおしゃれの基本ですね。 これを読んでいる方々は御幾つぐらいなのでしょうか。
若い人にはわからないと思いますが、 明らかに、年齢が上がれば上がるほどファッションの楽しさは遠ざかります。 理由は、 使えるお金が減る 着られるものが減る 着ていく機会が減る です。 年齢はただの数字とか言っている間に、 肉体は年を取ります。 年齢が上がれば上がるほど、服に使えるお金は減る(理由はいろいろ)。 そしておしゃれしていく場所も機会もぐっと減るんです。 若い人はできることをできるだけやっておいたほうがいいです。 例えばミニスカートや短パンをはくとか、肌見せをやるとか、 年齢が上がるとできないことがたくさんあります。 年齢が上がった人は、どうしましょうか。 まずは自分でどうするか決める。 おしゃれしたいなら、お金の使い方を工夫する、 肉体は鍛えておく、みたいな感じで何かしら必要でしょうね。 おしゃれをしていく機会も自分で作らないとね。 いずれにせよ、自分で決めることが大事ですね。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
September 2023
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