麻とヴェルヴェット
|
きのう、日本の音楽業界でレーベルを運営している人が、
日本の音楽業界が衰退していくことはわかっているので、 ロンドンに拠点を移したという話を読んでいて、 この人は非常に客観的で素晴らしいなと思いました。 衰退の原因は少子化です。 若者がいなくなったら、音楽も売れなくなります。 音楽をたくさん買うのは若者ですからね。 これは日本のファッションに関連する業界にも言えることだと思います。 私のファッションレッスンには20代から60歳近い方までいらっしゃるので、 年代別にどんな傾向があるかよくわかりますけれども、 20代は一番買ってないですよね。 当たり前です。将来、年金なんかないかもしれない世代なので、 余計なお金を使う余裕はありません。 一方、買っているなという感じなのは、 10年前で、30代後半。 だから今だと40代後半になるわけだけれども、 やはり50代を過ぎると、また買わなくなってきます。 ライフスタイルの問題もあるし、 配偶者が定年退職したりすると、本当に何も買わないと おっしゃっていました。 若い人の人数がある程度いて、 その層が盛んに購買していない産業は衰退するでしょう。 私が、売っている服が多すぎるなと感じるのは もうそれを買う層はたくさんいないし、 いる人たちはお金を使わないよ、と思うからです。 早めに手を打つのがいいかと思います。 Paragraph. ここをクリックして編集する. 現在、新しいわざをいろいろ取り入れて私のIHも進化していて、
以前よりできる範囲もふえました。 また新規の受け付けも開始しています。 ご希望の方は、fateshowthyforce@gmail.com までお問合せください。 申し込み方法についてのご連絡をいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 久々のIHに関するお知らせです。
3年以上前からアメリカのサテライトクラスで新しい技術について学んでいまして、 このたびやっと、実際に練習する段階までやってまいりました。 (それまでは理論についての学習でした) 今、IHでいらっしゃる方にぼちぼち練習させていただいてもらっているのですが、 練習とはいえ、結構効果が出ておりまして、 IHがネガティブなものをなくすのに対して、 こちらのものは、足りないものを補うようです。 受けた方は元気になったり、やる気や集中力が出たり、 よりパワーアップしていらっしゃいます。 当分のあいだ、IHでいらっしゃった方を対象にモニターとしてやりますので、 ご希望の方はどうぞいらしてくださいませ。 久々の方もメンテナンスがてらどうぞ、 メールでご連絡ください。 以上、よろしくお願いいたします。 先日、東京都庭園美術館で開催中の「岡上淑子 沈黙の奇蹟」という
フォトコラージュ展を見てきました。 古いファッション誌なんかを切り貼りして、シュールレアリスムの世界を展開している作品で、 大変興味深かったのですが、 私が目を引いたのは、それよりも、そこに飾ってあった1950年代のディオールとバレンシアガのドレスの展示でした! 4点のドレスが展示されていて、 ものによってはボディが横向きに立っているのですが、 どれも胸郭からウエストが細いこと! やっぱり西洋の基本はこの細いウエストだなと思いました。 これがなくなることはないでしょう。 実物のドレスを見たい方は目黒の庭園美術館へどうぞ。 お庭も広くて、都会のオアシスって感じです。 2019年秋冬は50年代風も結構あったので、 今見るのにはちょうどいいと思います。 ブログを始めたのが2010年7月で、
そのときに「誰も教えてくれなかった」という文言を考えました。 検索してみてもう既にある言葉として出てきたのは、 映画の「誰も知らない」ぐらいで、 「誰も教えてくれなかった」は出てきませんでした。 さて、つくづく思うのですが、 この世の中、誰も教えてくれなかったことが多すぎます。 事前に教えてほしかったと思うことが多すぎ。 特に仕事に関しては、 日本では女性が正社員でもひとり暮らしできなかったり、 昇進がなかったり、子供ができたら続けられないみたいな仕事ばっかりで、 一生続けたかったら、よほど戦略的に考えてやらなければならないこと。 (でもそんなこと、高校生じゃわからないですよね) それから、世間ではやたらと若さに価値を置いていて、 若くなくなったら、誰にも好かれないとか、 それこそ昔だったら、29歳過ぎたら結婚できないとか、 そんなことばっかり言われてきたけれども、全然そうじゃないってこと。 もちろん逆に結婚なんて全然安泰じゃないし、 離婚しそうなカップルなんてたくさんいることなど、 本当になんで教えてくれなかったんだろうかと思います。 事実がわからないと作戦も計画も立てられません。 そんな、誰も教えてくれなかった数々を現在、 同居人のカオリさんに教えています。 本当にねー、みんな、知らないのよね。 相変わらず「モテ服」関連のアクセス数がよいのですけれども、
自分の好きなものを好きに 着ましょうと言っている私が婚活やら「モテ服」やら考えるのは 矛盾しているのではないかと考える方もいることでしょうから、 なぜそれについて考えたか理由を書きます。 個人向けのファッションレッスンをしているとき、 結構、地方からも来てくださって、 本当にありがたかったのですが、 その中で30代後半から40代前半にかけての方で、 結婚したいのだけれども、なかなかうまくいかないという悩みの方が 何人かいました。 なぜ結婚したいのかというと、 地方だと、公務員や特殊な専門職でなく、 ふつうの会社員だと、それこそ40歳になっても手取り14万円みたいな感じで、 それ以上にはならない、つまり生活できない、 だから結婚は、就職と同じように、 生活するためにする、しなければならない、 ということのようでした。 中には、結婚という道はあきらめて、 仕事を辞めて、看護学校へ入りなおした40歳過ぎた方もいらっしゃいました。 日本は男女のイクオリティーが非常に遅れている国です。 ほかの国と同じように考えることはできません。 そのときに、わざわざ婚活のための衣装について考えるのなんかおかしいよとか、 「モテ服」についての単純な批判は、 その人たちのためにはなりません。 好きな服を着ればいいよ、 うまくいかなかったら、私があなたを相当な賃金で雇うよというならいいですけど、 私にはそんなことはできませんから、 まずは現実に対処するのが先です。 それが服を少し変えるだけでうまくいくなら、 それはいいと考えています。 だって、生活できないんですからね! 私たちは人生の主人公なのだから、 目的を達成するために服を使えばいい、 というのが私の考えです。 そろそろ暖かくなってきて、
コットンギャバジンのトレンチコートでお出かけしている人もふえてきました。 で、このあいだ気づいたんですけれども、 最近買ったばかりな感じの20代前半のみなさんは、 すごく大きなシルエットのトレンチコートを選ぶようで、 裾も床から15センチぐらいの長さがあるものなんかを着ている人が多いな、ということ。 今、20歳ぐらいの人たちは、 制服が終わって、初めていろいろ買う服がビッグシルエットなので、 選ぶときもビッグシルエットが当たり前の世代になります。 一方、30代半ば以降はタイトなシルエットがはやった世代なので、 なかなかこのシルエットにシフトしません。 服のシルエットで世代がわかってしまいます。 若く見える人は、シルエットを新しいものに変えていきます。 そうするためには、やはりたくさん持たないほうがいいのです。 たくさん持っていると、なかなか更新できませんから。 おとといあたりでしょうか。
梨花さんがディレクションしているブランドの全店閉鎖のニュースがありました。 7年ぐらいやっていたようです。 1度は見に行こうと思っていたんですけれども、 見に行かず。まだ1年あるけど。 自分の会社でやっているブランドではないので、 アパレル企業のほうで中止を決定したのでしょう。 gladにいつもセールが出ていたので、 在庫がすごそうだなと思っていました。 ブランドの寿命がどんどん短くなっているようです。 7年ぐらいが平均でしょうか。 そもそも、こんなにたくさん服、いらないです。 買う人も減っているのに。 誰が買うのかなとか、いつも思います。 ただこういうデザイナーではない人たち、 会社のリスクでいろいろやらせてもらって、 楽しかったんじゃないかなと思います。 いい思い出になったことでしょうね。 今回の2019秋冬コレクションで、
ディオールは50年代の基本のシルエットと着こなし、 セリーヌは70年代の基本のシルエットと着こなしでした。 基本はいつでも大事です。 基本があって、応用がありますよ。 もちろん、基本があって、脱構築できます。 それはごはん、味噌汁という基本があって、 それからおかずのバリエーションを考えるのと同じことです。 料理でも裁縫でも、その他なんでも基本がないとその先へいけません。 逆に基本がわかってしまったら、 いつでもそこから出発してしまえばいいので楽です。 さて、みなさんが「モテ服」についてとか、 婚活や恋活(っていうらしいのね?)のために何を着たらいいか とても知りたいのだということはわかりました。 ついては、3月30日のファッションレッスン初級のオプションとして、 終わってから1時間ばかし、それに関するレクチャーを行いと思います。 今回、初回ということで+料金はなしで、ファッションレッスン代だけで、 希望者は参加できます。 婚活の際の衣装についてリサーチ、研究して導き出した結果と、 その他、本当にどこにも書いてないというポイントをお伝えしたいと思いますので、 ご希望の方はファッションレッスン初級を受講してください! noteに私が「モテ服」について考察したことを書いたら、
すごくアクセス数がよくて、納得というか、やはりそうかというか、 需要はそこなのかとか、いろいろ考えています。 (ただし、有料部分なので実際に読んだ人は少数よ) 私はモテたいとかないので、 モテ服とか考えないし、着たこともないし、 むしろみんながモテない服として指摘している、 モードなお洋服が大好きなのでそういうのを着ていますから、 私のファッションレッスンでも、モテについてはやらないんだけど、 やらないのだけれども、 ファッションレッスンを受けたクライアントさん(30代)から、 男性に声をかけられるとか、 誘われるようになったという声をよく聞きます。 (もちろん全員ではございません。) きっと習ったことをちゃんと実践しているのだと思います。 私はみんなが好きな服を着ればいいと思っているので、 「モテ」を狙っていくのもいいし、 狙っていないけれども、結果的にそうなったでもいいし、 服をうまく利用して、 人生が楽しくなれば、それでいいと思っています! |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
April 2024
|