麻とヴェルヴェット
|
今年も自主プロモーション活動として、 5月26日(土)にトークイベントを開催します。 1カ月前に募集開始しますので、 しばしお待ちくださいませ。 さて、今年の出し物です。 今年は、私ともう一人、チープシックを実践してきた25歳でやります! で、その25歳がチープシック実践以前(正確に言うとファッションレッスンを受ける以前)と、その後について語ります! 私たちは、ファッションレッスンを受ける前を前前前世、 チープシックを実践する前を前世と呼んでいて、 もう正直、前前前世は思いだせないぐらい。 いったいどんな服を着ていたっけ?ってなぐらいで、 さっぱり思い出せない。 そしてチープシック実践後の数々の体験談。 私は前からやっているので、説得力がないから、 やっていない人が話したほうがいいでしょう? ということで、いろいろな体験を25歳に語ってもらいます。 すごいよ、ほんと。 おじさん(40歳ぐらいだそうです)なんて、通り過ぎてから、わざわざ振り返るわよ。 そして一人でハイブランドの店へ行って、試着しまくりよ。 ヴァレンティノのドレス3枚とか、試着したって平気なのよ。 しかも、ファストファッションたくさん買ってる人よりお金は使っていないのよ! (もちろんファストファッションは着ないわよ) 実践したらどうなるか知りたい人は、 見ておいたほうがいいです。 これはちょっと見ものだわよ。 そんなわけで、来週募集開始するからよろしくお願いいたします! メルカリに3点出品して、全部売れました。
1点目は10分で、 2点目は2時間で、 3点目は3日で。 ちなみに、1点目は8年前買ったもの、 2点目は12年前に買ったもの、 3点目は2年前に買ったものです。 どれもけっこういい値で売れました。 特に3点目は、持っていて眺めているだけの未使用品だったので、 買った額と同じ額を出したら、それで売れました。 売れるものを買うというのも1つのチープシックマインドです。 私は昔からそうなので、ちゃんと売れるものを買っていたわけです。 ちなみにこの3点、エルメスとかルイヴィトンとかグッチとか、 そういうメジャーなブランドのものではありません。 知っている人しか知らないような、 どうでもいい人にはなんのことだかわからないような、 そんなブランドのものです。 (3点とも服ではないです) どれも定価は、平均よりは高めのものでしたが、 使える額は少なくても、私は所持総量が少ないので、 以前からそういう買い物、 つまりあとで要らなくなったら売れるものを買うようにしていました。 そんなことを考えていたら、 今どきの若い人の中に、売れるものを買う傾向の人が出現してきている という記事を読みました。 若い人から、どんどんそういうふうになっていくでしょう。 逆に言うと、作る側は、 多少値段が高くても販売数は少なく、 付加価値があって、 欲しいと思う人がいる、 転売可能なもの、 を作ればいいわけですね。 転売して、誰かがまだ使ってくれるなら、 それはいいことだと思います。 きのうV&Aのお知らせを見ていたら、 次の展覧会が、ファッションと自然みたいなテーマで、 現在、平均的な1枚の服の着用回数がたった4回とありました。 4回で捨てるよりも、着たほうがいいです。 皆さんも多少高かったとしても、要らなくなったら売れるものを買うようにしましょう。 5月よりファッションレッスンを再開します。
また、新たに中級をもうけます。 初級のテキストは「わたし史上最高のおしゃれになる!」 中級のテキストは来週発売の新刊になります。 中級は、主にお買い物の仕方と、自分の理想のワードローブを作るための項目の点検です。 中級は、初級を受けた方及び、以前ファッションレッスン1と2を受けた方が対象となります。 (中級を受けた人がある程度出たら、上級も開催する予定です。 本当の肝は上級です。ただしもう文章にはできないので、本にはなりません) 現在、場所を探していますので、決まり次第募集を開始いたします。 よろしくお願いいたします。 先日、鎌倉まで行ったとき、
お二人のおばあちゃまが仲良く並んでロングカーディガンを着て歩いていたのを見て、 ロングカーディガンの流行もこれで終わったな、と思いました。 流行の終わり、つまり、もはやおしゃれには見えない、ということです。 まあ、湘南あたりのお年寄りの皆さんは、ほかよりファッションに敏感なので、 取り入れるのも早いのですが、 それにしても、ここからは早く全国に広がっていくでしょう。 私の予想では、この前の冬に広がるかなと思っていたので、 それよりは遅くなりましたが。 先日もうちにいらした方が、 某ファストファッションでライトダウンを買おうかなと思ったが、 おばあちゃまがそれを着ているのを見て、 買うのはやめた、という話をしていました。 大体普通は、 自分と同じものを着ているお年寄りとは街ですれ違いたくないものです。 そうそう、このあいだJRの藤沢駅の前で、 海外のストリートスナップに出てくるような、 格好いい年配の女性を見ました。 けれどもしゃべっているのは日本語ではありませんでした。 香港とかの方かな。 サングラス、帽子、エルメスのスカーフ、ジャケットにベルト、 乗馬パンツ風のパンツ、チャーチズのスタッズのついたショートブーツ。 ああいうスタイルは、確かに見ると、 おお、となります。 ああいうのなら、いいなあ、と思えます。 湘南エリアはたまにそういう年配の方がいらっしゃいます。 どうせなら、年をとるごとに、グレードアップしていきたいです。 ダウンじゃなくて。 イタリアのブランドのコレクションを見ていると、
全部ではありませんが、ときどき、何度でも見たいような、 心奪われるものがあります。 それはなんなのか、考えていたのですけれども、 どうやらイタリア出身のデザイナーは、 美の神様のために服を作っているのではないかと。 あの人たちは、美の神様のために一生懸命やる人たちで、 だからこそ、デザインが長もちします。 美の神様も永遠なんで、そのために作ったデザインはずっと生き続ける可能性を秘めている。 だけれども、それは厳しいですよ。 胸郭なんて、ものすごく細い。 これが自分のエゴのために作ったりすると全然だめで、 デザイン的にすぐすたれたものになってしまいます。 個人にもそのことが言えるのではないでしょうか。 自分の自己顕示欲とか、所有欲とか、 見せびらかしたいという欲にあふれたものは、 ずっとは見ていられない。 もっとなにか超えたもののために服を着るというのもありかなと、 考えたりする今朝です。 例えば、新しくジャケットが要り用になり、
買わなければならないとき、 新品だけれども、たいしてパターンのよくないジャケットを買うか、 中古だけれども、いいパターンのものを買うか、 どちらがいいかと言ったら、 だんぜん、中古だけれどもパターンがいいもの、です。 いいパターンのものは、 つるしてあっても、平置きでもわからないけれども、 着たときに、その威力を発揮します。 男性のスーツもそうでしょう。 やたらに着ると立派に見えるスーツってありますよね。 ウィメンズのジャケットも同じ。 ぼんやりとした身体が、びしっと見えるジャケットがあります。 今、大学を卒業して、会社に入社し、 通勤着が必要になって、いろいろ集めている人も多いと思うけれども、 特にジャケットやコートなんかは、中古で十分だし、 中古のほうがいいものがある。 少ない予算でいいものを買うのだったら、だんぜん中古です。 ヤフオクでも、メルカリでも、楽天の中古でも、なんでも利用して、 中古のジャケットやスカート、パンツを集めるといいです。 お金もかからないし、きれいに見えるし、 言うことなしです。 久々に湘南おしゃれ男子を見ました。
休日の夕方。 私がいつもおしゃれと思っている人は、同じ人のようです。 そして彼は今年就職したので、 平日の夕方うろうろすることもなくなったのかも。 それはどうでもいいとして、 私が20代男子ならやるだろう「脚」でした。 もちろんスポーツウエアとのミックス。 この人の作るバランスが絶妙で、 ビッグシルエットのものを着ても だれっとしたところが全然ないし、 これみよがし的なものもない。 こういう人がね、おしゃれな人なんです。 うちで食べるほとんどの野菜と果物を近所のオーガニック農家で買っているので、
基本的に旬のものしか食べることができません。 ですから、真冬にきゅうりやトマトやナスはありません。 最近、やっとキュウリやトマトが出てくるようになって、 ちょっと出たのを食べていたのですけれども、 キュウリをもうちょっと食べたいなと思ってスーパーで普通のキュウリを買ったら、 全然おいしくない。 これと同じようなことは何度もあって、 近所のジャガイモもはとてもおいしかったけれども、 もう売っていないので、スーパーのジャガイモにしたら、 驚くほど味が違う。 こういうものはたくさんあります。 衣食住のうち、衣にお金をかけるより、 食べるものにお金をかけたほうがよくないでしょうか。 なぜなら、それは私たちの物理的な肉体になるからです。 お金をかけるというのは、いつも外食という意味ではなくて、 安全で、おいしいものにお金を使うという意味です。 オーガニックの食材や調味料はそれ以外のものよりも高いけれども、 それだけの価値はあります。全然違う。 優先順位をつけるとしたら、 まずは食べ物優先かなと、 私は思います。 毎日のことだし、健康に関係しますから。 チープシックについての本を書くにあたり、この間(かん)、
セール、アウトレット、古着、中古、作家もの、エスニックもの、アンティーク、 それからシェア、手作り、リメイクなど、 さまざまな入手する方法を自分でも試みてきました。 その結果、わかったのは、 今はかつてないほど選択肢が多い、ということです。 中古でよければ、シャネルのスカートも1万円以下で手に入ります。 新品でなければいけないという考え方を変えて、 中古でよいと決めると選択肢は広がります。 中古のほうがファストファッションよりもクオリティが高く、かつ長もちするものが多くあり、 同等の価格、またはそれ以下で手に入れることができます。 明らかに、長もちしないファストファッションを何枚も買うほうが、 中古品よりもお金はかかります。 私がブンカにいたころ、 セールでハイブランドものを買ったり、 中古や古着でシャネルだの、グッチだの買うなんてことは考えられませんでした。 なぜなら、そんなものは売っていなかったから。 いい古着が欲しかったら、ヨーロッパへ旅行へいった際に探す以外なく、 こんな簡単に、しかも安価に手に入れる方法など、 日本にはありませんでした。 選択肢は多くあります。 それでも選ばないとしたら、それは個人の問題で、 けっして「売っていない」「買えない」という問題ではありません。 ただそれを選ぶかどうかも個人の自由なので、 選ばないからといって、私はとやかく言いませんし、なんとも思いません。 結局、生き方の問題だから、 それは尊重します。 90年代後半の表参道と、今の表参道。 おしゃれな人はぐっと減りました。 おしゃれをしたい人にとっては、たとえお金がなくてもそれができる。 今は案外、ことおしゃれに関しては、いい時代ではないかと思います。 皆さん、お気づきにならなかったかもしれませんが、
去年イベントで着ていた羽織りものは、 自分で作ったものです。 去年、イベントにあわせて作りました。 そしてその後も、夏のあいだはけっこうあれを着ていて、 便利でした。 ミシンが得意じゃないので、 作るのは苦痛なんですが、 できるかできないかと聞かれれば、できるので、 また今年もなにか作ろうかなと思案中。 しかしミシンがどうも好きではなく、 やりたくない気持ちでいっぱいです。 手作りのほうが高いと言われましたが、 確かにそういう面もあります。 ですから作るときは、 どうしても望むものがないときになります。 安上がりだから作るのではなく、 ないから作る、です。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
March 2024
|