麻とヴェルヴェット
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そうそう、ソニア・リキエル、ブランド閉鎖したそうです。
3年前ぐらいにソニア・リキエル自身が他界して、 その後、家族がやっていたのですけれども、売り上げが芳しくないらしくて、 閉鎖決定だそうです。 ソニア・リキエルって、ニットの女王と言われていて、 それまで格下だったニットをドレスにしてもいいのよ、 ということで格上げした人なんですよね。 ライセンス商品もハンカチかやら傘やらたくさんあって、 結構手広く商売していたのですが、 なくなっちゃうときはあっけない。 やはり創業者がいなくなると厳しいのでしょう。 ということは、これからもいろいろブランドがなくなりそうということですね。 先日、虫を耳に刺されて、腫れてしまったので皮膚科へ行きました。
待っている間、子供向けのディズニー絵本をいろいろ見たところ、 「美女と野獣」のベルも、白雪姫も、ドレスに黄色が入っているんですよね。 ベルは全部黄色だし。 でもシンデレラやオーロラ姫、ラプンツェルはどうなのよっていったら、 彼女たちは髪の毛が金髪なんで、黄色で描かれています。 つまり、ルックス全体のどこかに黄色が配色されているというわけです。 さすが、ディズニー、よくわかっているよね。 黄色い服ってあんまり売ってないけれども、 プリンセス扱いご希望なら、黄色を入れるといいかも、です。 効果ありますので、ぜひ。 きのうのニュースによると、世界はリセッションに入ったとのことです。
リセッション、つまり景気後退です。 日本も、このまま無策どころか、増税をしたら、 ものすごい不景気になるともうわかっています。 そのときにファッションとか、おしゃれはどうしたらいいか。 まあ、日本の女性に限っていえば、この30年ばかりずっと不景気なんで、 そんなに変わらないといえば変わりませんが、 より以上の不景気となると、考え方を変えるしかありません。 どのようにかというと、 たくさん買って、たくさん消費する時代はとにかくもう終わり。 少なく買って、大事に長もちという、 当たり前に戻ります。 あとはやはりワードローブにメリハリをつける。 日常着と晴れ着の差をつける。 街を歩けばわかるけれども、 今、すべてがカジュアルな普段着になってしまって、 晴れ着ってないでしょう? あれは結構、不満のもとだと思います。 いろいろな意味で備えましょう。 ちなみに、超円高もやってきますよ。 伊藤和夫先生の「英文解釈教室」という英語の参考書をご存知でしょうか?
私もこの参考書を高3の5月ごろから通った英語塾で教えてもらい、 そのときから学習し始めました。 これって、ネイティブが無意識に使っている英文の構造を明らかにし、 応用がきくように解説する、という趣旨の英語の参考書なんですよね。 これって、私がファッションで教えていることと同じで、 欧米の人が無意識にやっているワードローブやスタイリングの構造を明らかにし、 それぞれが応用できるようにすること、です。 これができれば、難易度の高いものにも挑戦できます。 本当に必要なのはそれだと思うから。 でき上がったものの細部についてあれこれ言うのは簡単なんです。 でもそんなことをしたって、みんな、自分でできるようにはなりません。 できない子のテストにバツつけてるようなもの。 いくらバツつけて、隣に正解を書いたって、できるようにはならないでしょ。 あれと同じ。 基本的な構造の理解し、 それを意識的に使えるようになることが重要だと、 私は考えます。 (まあ、みんなはそうじゃないみたいだけどね) セミの恩返しが気になって、ドラマ『セミオトコ』を見ました!
出ているキャストが豪華でびっくりです。 しかも脚本も岡田さんなのですね。 さて、そこに出てくる国分寺姉妹という阿川佐和子さんと檀ふみさんの 姉妹なのですが、お二人とも似たような花柄のワンピースです。 お二人とも年齢を見たら65歳ということで、おばあちゃまと呼ぶほどのお年ではありませんが、 花柄を着ると、急におばあちゃんっぽくなります。 なぜでしょうか。 花柄が悪いのではなく、柄の感じが悪いのかもしれません。 着ている素材と柄で見た目の年齢が左右されるのだなと思いました。 たぶん、普段はこのお二人とも、花柄ワンピースなんてほとんど着ないと思います。 老けて見えますからね。 高校生のとき、原爆をテーマにしたお芝居をやりました。
登場人物がひろこ、しまこ、ながこ、さきこという名前で、 朝、家を出ていくところまでの日常を描いたものです。 今、題名が思い出せなくて、検索もしてみたけれども、 わかりませんでした。 その最後のセリフが「8時15分」です。 だからずっと、この時間を覚えています。 高校の演劇部では、そのほかユダヤ人の収容所をテーマにした話もやったので、 (これはたしか「リディチェからの花束」) たくさんの戦争の資料を見たり、読んだりしました。 みんな、それを読んだらすごく怖くなって、 憲法9条があってよかったねと言い合ったものです。 憲法9条をこれからも守っていきましょう! きのうの夕方の買い物帰り、
道を歩いていたら、羽化する前のセミがブロック塀を上っているところを発見。 ブロック塀なので、ある程度のところで終わりです。 どこまで行くのか、立ち止まって眺めていたら、 そのセミ、ブロック塀の上まで行って、道へ落っこちてしまいました。 あいにく道はアスファルト、地面ではありません。 しかもなぜかそこには大量のアリが。 セミは登れるところを探しているようでしたが、 ブロック塀と門扉しかなく、木がありません。 見かねた私は、買い物袋の中にあった紙切れを取り出して、 セミを救い、土と木のあるエリアへ避難させました。 羽化に成功していたら、今ごろ立派なセミのはず。 さて、セミの恩返しってあるのかな、 「私はあのとき助けていただいたセミです」とか言って、出てくるのかな、 なんて考えて、 帰ってネットで調べたら、 今、ドラマでセミの恩返しの話をやっているのですってね。 別に恩返しを期待して助けたわけではないので、 いいんですけどね。 セミも大変だなと思いました。 最近、みんな「ファッション」という言葉を使わなくなったよね、
という話をしました。 確かに。 まだ「おしゃれ」は生き残っているんだけれども、 ファッションって、言わない。 変なんだけれども、「ファッション」という言葉があたかも時代遅れな感じ。 ファッション誌より、ライフスタイル誌のほうが売れるでしょう。 ファッションは、好きな人だけという感じになるでしょうね。 景気が悪くなると、もっとそれが進むでしょう。 とりあえず、「おしゃれ」は残っててよかったです。 あんまり暑いので家の中ではキャミソールで過ごしていますけれども、
皆さんはどんな感じでしょうか。 私はほぼキャミソールで過ごし、 誰か来たときは上に長袖のものを羽織っています。 これも一人暮らし、または女同士だからできることかもしれません。 お父さんとかいたら無理かも。 その他、男性のパートナーだったら、関係性によるでしょうね。 険悪な仲だったら、やめたほうがいいのかな?わからないですけど。 ちなみに私はブラトップみたいなもので、 バストの上にゴムが1周わたっているものは苦しくてできません。 そういうものを買ってしまった場合、 後ろ身頃のゴムははさみで切ってしまいます。 切り端はそのままですが、洗濯しても平気です。 苦しい場合、切っても大丈夫なので、やってみてください。 先日、姪が遊びにきました。
今どきのティーンエイジャー、お出かけはどんな格好なのかなと思ったら、 ブルーのストライプのシャツ、コットンの膝丈タックスカート、 それにゴールドのバックルのベルト。 あれ、これはどこかで見た感じ? そうそう、なんか70年代っぽい。 もうちょっとクオリティを上げて、ローファーなんかにしたら、 今年の秋冬注目のブルジョワの子女ルックになります。 聞いたところ、学校にこういう格好の女子が少しいるとのこと。 下の世代は上の世代の反動があります。 どうやら、どこへでもジーンズとTシャツというのが嫌みたいです。 もちろんふだんはライブTシャツなんかを着ていますが、 どこかへお出かけだと違う格好をするみたい。 ということは、姪は今18歳なので、もう5年後ぐらい、 彼女らが23、4になるころ、若い人の格好ががらっと変わるかもしれません。 行き過ぎたカジュアルの揺り戻しですね。 ちょっと楽しみです。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
April 2024
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