麻とヴェルヴェット
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きのう必要なものがあって買いに行ったら、
私が思ったお店がなくなっていて、かわりにHARD OFF になっていました。 どうしようかと思ったけど、きてしまったので、中をちょっとのぞいてみると、 大量の中古の服とか靴、バッグが。 詳しく見ていくと、その8割ぐらいは500円とか300円みたいな値段がついています。 手前にあるバーバリーなんかがあるところだけは、セーター3000円とか、 スカート8000円で、あとはとにかく安いものばかり。 値段をつける人もよく見ていて、確かに300円のものは300円程度です。 だけれども、そのランクの服が大量にあります。 皆さんも1度、見に行くといいです。 モノの値段ってなんだろう?自分はどういう服を買っているんだろう? と考えてしまいます。 中途半端な値段で買った、中途半端なデザインとクオリティの服が 大量に売られて、大量に中古市場に出回っているけれども、 そこが売れるということはほとんどなさそうです。 だって、みんなが見ているのはそのバーバリーがある売り場だけで、 あとは見向きもしていませんでしたから。 ほんとうに見ておいたほうがいいですよ。 自分の買い物の基準を見直すきっかけになると思います。 水道の検針の方に、「今、水道屋さんは混んでるので、
1週間以上待たないと、修理してもらえないかも」と言われてがっくりきていた うちの漏水の件。不幸中の幸いで、きのうやってもらって、修理完了しました。 寒い中の漏水の修理で、今年一番ありがたかったです。 さて、劣化といえばポリウレタン。 特に下着類には多く含まれています。 熱、水、光に弱いポリウレタンですから、 よく洗う下着類は1年もすれば劣化してしまうものがとても多いです。 私はこの時期にポリウレタン含有率が多く、伸び始めている下着をチェック。 年末に更新します。 皆さんも下着類のポリウレタン含有率を調べて、 チェックしてくださいね。 伸びたものは元には戻らないので、廃棄するしかありません。 きのうの水道メーターの検針の際、なんとうちの漏水が発覚!
水道屋さんにお願いしたら、運よく近くにきているということですぐチェックしにきてくれました。 そうしたら、給湯器の給水管の一部から漏水が!! でもこれって、経年劣化なので防ぎようがないですよね。 何年かごとに給水管を取り換えるわけじゃないし・・・ 同様に私たちも昔からずっと変わらないまま、ということはありません。 物理的な肉体という意味においては劣化している。 しかも新しいものと取り換えることはできません。 だとしたら、今までと同じでいいはずもないでしょう。 ではどうするか? 最近、ファッションレッスンの参加者の皆さんの年齢が上がってきて、 テーマがそちらにうつってきています。 そろそろまとめて何か考えようと思っています。 相変わらず、バッグと靴は何色を選ぶかという検索ワードが多いです。 今日とてもいい例の動画があったので、リンク貼ります。 これ、フェンディのローマの休日風のバゲットのヴィデオなんですが、 バッグの色はスカートの色と、 そして靴の色はシャツの色と合わせています。 つまり全身で色合わせをすれば、必ずしも靴とバッグ、おなじ色ではなくてもいいということです。 私がこういうと、必ず「そんなのおかしい」という人がいるので、 フェンディ様のお力を借ります。 そんなのおかしいって言うひとは、フェンディへ行って、文句を言ってくださいね! いつだったかのファッションレッスンで、
「知り合いや家族は、きれいな服を着ると似合わないと言うけど、 お店では、きれいな服を試着すると似合うって言われる」。 これは実際にこのとおりなんだと思います。 家族や知り合いだと、似合うを下目に言います。 つまり、学校や会社の制服とか、体操着とか、ジャージとか、 そんな服を着たときに似合うっていうけど、 ドレスやちょっとゴージャスなアクセサリーなんかだと似合うって言わない。 だけれども、お金を払ってサービスを受ける相手だと、 その逆で、高目のところで似合うを言う。 これは極端な例ですけど、他人の眼から見た似合うはたくさんあります。 人は多面的な存在なので、どこを見るかによって、似合うも変わってきてしまいますし、 見る人自身も何を見ているかがそれぞれ違います。 そうすると、たくさんの似合う、そして似合わないが出てきてしまう。 あと、これは何回も書いているけれど、 その場に合うか合わないかという問題が大きいです。 どんなに体操着が似合っていたとしても、そのまま高級なレストランへは行けません。 その場で自分がどう見られたいか、その結果、何が欲しいか、 それがわかるのは自分だけなので、最終的に決められるのも自分だけです。 他人の眼から見た似合う、似合わないにこだわると、 望む結果が得られないこともあるので、 お気をつけくださいね。 暖かかった11月の日曜日、ファッションレッスンを開催いたしました。
参加された皆様、ありがとうございました! 今回、先日の絵画鑑賞会へいらっしゃって、 「絵画鑑賞会に参加されていた方が皆さん素敵で、 聞いたら、ファッションレッスンを受けた方だった」という理由で ファッションレッスンを受けにきてくださった方がいらっしゃいました! 絵画鑑賞会は、必ずしもファッションレッスンを受けた方ばかりではないのですが、 この前はたまたま受けた方や、本を読んで実践してくださっている方が多く、 明らかに、今街ゆく多くの人と違う感じだったので、お気づきになったようです。 私のファッションレッスンを受けた方たちは、ヴィンテージ、中古、アウトレット品を買い、 誰かとシェアしたものを着ていたり、持っていたりするので、 最近買った新しいものばかりで固めた人たちとは明らかに違います。 このやり方、世界のおしゃれな人たちにとっては当たり前です。 二、三日前に、ジェニー・ウォルトンがヴィンテージを着る特集で、 日本の雑誌に紹介されたよ!とインスタで言ってました。 それからあとは、カラー診断や骨格診断、その他いろいろ習いまくって、 結局、どうしたらいいかわからなくなってしまった方もいらっしゃいました。 あなたには何が似合うと言われれば言われるほどわからなくなるという、 無間地獄に落ちてしまったのですね! だって、誰かに聞けば聞くほど、違う意見がふえていきますから、 みんなが同じことを言うということはありません。 きのうも言いましたけれども、 私は「自分でできるようになる」ということがとても重要だと思っています。 これからも、自分で決めて、自分でできるようになりたい皆さんをサポートしていく所存でございますので、よろしく! 今年は雨が多い11月です。
私の記憶では、こんなに雨が、しかもかなりの風雨が多い11月って、 なかったと思います。 これからは10月台風、11月雨という気候になってしまうのでしょうか。 今まで11月はそんなに雨が降らなかったので、 秋冬用の雨具について、考えたことはありませんでした。 撥水加工がしてあるトレンチコートをお持ちの方は、 それで大丈夫だと思いますが、それ以外は? きのうはあんまり雨風が強かったので、 スキー用のジャケットを着て、外出しました。 ちなみに借りたものです。お察しのとおり、私はスキーはしません。足から滑るのが苦手。 寒くならず、まずまずでした。 ただ、ジャケットを着ていただけなので、下はずぶ濡れになってしまいました。 まあ、なにも着ないよりはいいかな。 日本の気候、ここ何年かでかなり変わりました。 対応する衣服も変わってきます。 きのうも書いた暑さ、そして雨対策が必要になりそうです。 機能性素材を使ったウエアは、今以上に売れるでしょう。 いいデザインのものがふえるといいですね。 日本の気候が変わり、関東ではほぼ半分が夏だということを今読みました。
半分が夏で、気温も高いとなると、 ファッションやおしゃれはどうでもよくなっていきます。 世界を見渡しても、 暑い国のファッションはあまり発展しません。 薄着になってしまうので、バラエティがないからでしょう。 いろいろなアイテムや素材があって、デザインがあってのファッションです。 素材、デザイン、アイテムが限られたら、もうできません。 これから日本の暑い夏は続きそうなので、 1年の半分はTシャツという人も出てくるでしょう。 そうするとね、そんなに変りようがないんですね。 おしゃれをする人はそれなりの工夫が必要です。 確かに気温で考えれば半年近く夏と変わらないですが、 光は変化しますから。 今、ダニエル・カーネマンという人の人間の意思決定についての本を読んでいるのですが、
思いつきや直観や、ほとんど反射的に何かを選択する人のほうが、 熟考や検討、考察して選ぶ人より多いということが書いてあります。 思い付きや直観、反射的な決定はほぼ無意識のうちにされるものもあり、 とっさに動いて事故を防ぐといったよい面もあるのですけれど、 考える必要があるものまでそうやって選ぶといろいろ問題があるとのこと。 例えば考えないで決めて、お金を2倍払うとか。 あとよく考えたほうが結局はお得なのに、 目先の利益に目がくらみ、結果的に損をするとか、 そんなことがあるそうです。 思い当たる節はありませぬか? そうです。 例の「これさえ着れば(持てば)おしゃれ」がそうですね。 本当はそうじゃないのに、楽だからそれを選んでしまって、 結果は得られないという、あれです。 そのほか「マストハブ」もそうでしょうね。 結果の保証なんてありません。 考えなくてもいいよ、 これを買えばいいよ、 これがお勧めなんだからこれを買って、 この言葉をみんな信じてしまったかもしれないですけど、 そうはならなかったことはもう皆さんお気づきでしょう。 そうならないためには、 熟考して検討する以外はなさそうです。 見慣れるとおしゃれに見えなくなるよ、ということは何度も書いてきました。
だからほかの多くの人と同じになればなるほど、 他人から特別おしゃれには見えなくなります。 「マストハブ」と呼ばれる特定のアイテムや、 誰か有名な人のお勧めばかり選んでいたときは全然おしゃれって言われなかったのに、 すっかりやめたら、「素敵」と言われたり、視線を感じたりするようになった、 というのはそのためです。 本当にこれをやめると、 その人らしさがくっきり出てきて、素敵になるんですよ。 よく街の公園の花壇なんかに、 同じパンジーがずらっと並んでいると、 特別きれいに見えないのと同じですね。 そろってしまうと、容姿やスタイルが目立つばかりで、 その人のよさは見えなくなってしまうんですね。 パンジーもほかのいろいろな種類のお花と植えられたほうが、 かわいくなります。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
September 2023
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