麻とヴェルヴェット
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雨が多い11月が終わって、
冬らしく乾燥するかと思いきや、 同じように雨が多い12月です。 家のタンスにはずっと除湿器を入れていますが、 きのう見たら、先週水を捨てたのに、もういっぱい。 慌てて捨てました。 この湿度でいくと、革製品はかびること必至。 特にスウェード類はかびると厄介なので、 冬だからといって油断せず、除湿対策をしましょう。 じとじとしていると、お肌にはいいんですけれどもね。 数日、書けないでいました。すみません。復帰です。
とある、小ぎれいな地方のデパートの婦人服売り場、 日曜の夕方だというのに、 ガラガラでした。 セールも始まっているのに。 でも食料品売り場に人はいるんですよね。 デパートの最初はパリのボンマルシェと言われています(確か)。 時代が変わってしまったので、 何か違う形態でないと無理なんでしょう。 かといってどうすればいいか。 その答えはなかなか見つかりません。 でもデパートがない地方都市って、寂しいですよね。 なんとか存続してほしいな、デパート。 ファッションレッスンの際、
切り抜きをするので何冊か雑誌を購入します。 最近は持って帰るのが重いので、切り抜いた後のファッション誌を必要な人に あげてしまいますが、だんだんみんなもいらないって言うようになりました。 なんでかなと考えると、 服、靴、バッグ、そして化粧品のカタログみたいなことになっていて、 後から見直すところがないんですよね。 今だったらたくさんジュエリーや高級な時計も載っているけれども、 関係ないし、見てもしょうがないなと思ってしまう。 大昔、『装苑』を買っていたころは、 これを作ろうかな、あれを作ろうかなとか、 堀井和子さんと内藤礼さんの連載ページは切ってとっておこうとか、 そういうのがあったのですが、 今の雑誌でそういう気持ちになるのって、本当に少ない。 そして最も要らないのがあの付録。 あの付録が嫌なので、なるべく付録がついていないのを探すのですが、 これがなかなかない。 そうやって、どんどん雑誌、特にファッション誌は買わなくなってしまいます。 そういう年ごろなのかもしれません。 先日、会った人がワンピースを後ろ前に着ていて、
胸や肩に変なしわが出て、服として大変おかしいので、 「その服は後ろ前には着られないですよ」と言ったら、 後ろ前に着てもいいと販売員さんに言われて買ったと言うのです。 そんなのあり? と思いましたけれども、 ただ着ているというだけで、胸と肩の辺が突っ張って、しわが出ています。 服を後ろ前に着られないのは、女性にはバストがあるからです。 バストの凸を考えて服は作ってあるので、それを後ろに回すことはできません。 百歩譲って、後ろ前が許されるとしたら、胸とか関係ない幼児か、 もしくはビリー・アイリッシュがいつも着ているみたいな、 超だぼだぼの服。 けれどもその人が着ていたのは、ごく普通のワンピースでした。 もしそんな普通の服なのに、後ろ前に着てもいいと言われたら、 それはだまそうとしている、としか言えません。 だって、バストはどうするの? バストの凸の部分が背中に回ったら、 それはそれでおかしいです。 それにしても、そんな素人考えで作った服が売られているとは。 ほんとう、日本の服作りのレベルが下がりました。 よく古着のことをヴィンテージと記載してあるところがありますが、
ヴィンテージというのはアンティークと対比して使われる言葉で、 100年以上前のものがアンティーク、 99年から30年前のものがヴィンテージと定義されています。(アメリカで) ということは、90年代より前のものでないとヴィンテージとは言いません。 そのほかは普通は古着と呼びます。 ただ実際には、古着を見て、これが何年のものなのかはっきりわかるわけでもないので、 結構いい加減で、ヴィンテージと言ったほうが格好いいからヴィンテージ、 みたいなものもあります。 まあ着てしまえば、どっちだろうと関係ないんですけれどね。 古くてもきれいなものもありますし、 新しくてもコンディションがよくないものもありますからね。 例えば、メルカリその他で中古品や新古品を買って、
思ったのとかなり違うとか、サイズがだめだったなどの理由で 自分では着用しないとします。 その場合はどうするか。 まずは、少し値下げして再びメルカリその他で売る方法。 私も1度、帽子を買ったんですけど、深すぎてかぶりづらいので、 1度かぶっただけで、売りました。プラダの帽子だったんで、すぐ売れました。 次、誰かにあげる。 どうしようもないものをもらっても困るのですが、 そうでもないものもあります。 私も先日、買ったけどサイズが小さすぎたというカシミアのセーターを、 真冬の寒い時期の寝るとき用にもらいました。 これが結構よい。ちなみに650円だったそうです。十分です。 そして最後が捨てるです。 これは私の失敗です。 初めてメルカリで買ったとき、コットン100%となっていて、 多少色落ちがあると書いてあったのを信用して買ったら、 全体がポリウレタンコーティングしてあり、もう既に劣化がはじまって、 部分的にべとべとしていました。 2回ぐらい着てみましたけれど、べとべとに堪えられず、これは捨てました。 ポリウレタンの劣化はどうにもなりません。 こんな感じでしょうか。 コツは、要らなくてもまた売れるようなものを買うか、 失敗してもいいような値段のものにするか、 そんな感じでしょう。 失敗しないにこしたことはありませんが、 見てないものを買うのですから、失敗の可能性は避けられません。 嫌なら、実店舗で買う以外ないですね。 いろいろなところから続々とメルカリその他で中古を買いました、
というご報告をいただいています。 皆さん、なかなかお買い物がお上手で、あまり失敗もないようです。 もちろん実物を見るわけではないので、 100%思ったとおりだったということはまれだと思います。 皆さんのお話を聞いていると、 とにかく知っているブランドを買うのが失敗が少ないようです。 自分がもっているか、もしくは、どこかで試着したことがあるようなブランドなら、 大きな失敗は避けられます。 あとは古すぎないもの。 古いとどうしてもシルエットが変わってくるので、 流行のシルエットについてよくわからないのは、 あまり古くないものを選ぶのがいいです。 平置きの写真だけでシルエットがはっきりわからないのは、 私も同じ。 ですから、ちょっと変そうに見えたらやめるのが無難です。 きのうから朝晩がとても冷え込むようになった関東地方ですけれども、
皆さんの地域はいかが? 今年は冬なのに雨が多いですね。 雨の冬って結構難しいです。 寒いし、濡れるしで、ウールのコートは向かないし。 撥水加工してあるダウンコートやジャケットがいいのかもしれません。 そうすると、冬でもアウトドアウエアを日常着として着る、 みたいな感じになるでしょうか。 これからは冬のアウトドアウエア、スポーツウエアを強化する必要がありそうです。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
March 2024
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