麻とヴェルヴェット
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確定申告と青色申告、きのうほぼやり終え、
本日、見直し、プリントアウト、郵送して終わりです! これが終わるとやっと春が来る感じがします。 確定申告が必要な仲間の皆さま、お互い頑張りましょう! 始めればすぐです。すぐ終わりますよ! さて、きのうはドリスヴァンノッテンのショーが夜中にありました。 バラです、バラ! プラダもバラだったんだけれども、久々のバラのプリント。 ドリスは自分でお庭にバラを育てているので、 バラのプリントなんてお得意ですよ。任せておけって感じです。 私もバラ好きなもので、最初イギリスから苗を輸入するところから始まって、 もうずいぶん枯れてしまいましたが、まだ数本自分でも育てています。 で、バラモチーフ集めようとしたんですけれども、 これが案外売っていない。(もちろん私の気に入るものが) リバティプリントのバッグと、バラモチーフのキーケースぐらいしか集まらず、 挫折して今は集めていません。 でも今回のバラプリント見たらいいんで、やっぱり集めようかなと思いました。 あと面白かったのが、スカートとタイツのプリントが同じというルックが数点ありました。 タイツを選ぶときは、靴からか、ボトムからか、その他、みたいな感じですが、 スカートとタイツ、同じプリントというのは初めて見たと思います。 なかなか売っていないので、真似はできませんけどね。ドリスを買わないと。 もう少しパリコレクションは続きます。 今回はシャネルでなんかあるかも、ですね。 きのうの日本時間の夜にあったディオールのコレクションは、
50年代がテーマでした。 シルエットはまさに50年代! シックでエレガントのいい見本でした。 ちょうど日曜日にファッションレッスンの中級で説明したばかりでしたので、 レッスンを受けたみなさんはディオールのコレクションを見ておいてくださいね。 納得すること間違いなしです。 さておとといからパリコレクションが始まって、 今週いっぱいでほぼ終わり。 コレクション、しょっちゅうやっている感じです。 ハイブランドは忙しいね。 私は2月中に青色申告、確定申告を終わらせるよう、頑張ります! それから、noteにブログ開設のきっかけについて書いたので、 よかったら読んでくださいね! きのうはアカデミー賞の授賞式でした。
印象的だったのは、アジア系の女優さんたちの鮮やかな色のドレスと、 それとは対照的にブラックのみなさんのラベンダーや薄いピンクといった、 かなりおさえたパステルカラーのドレス。 どちらも素敵でした。 で、今回、多かったのがホットピンクとかフューシャピンクと言われているピンク。 ジェマ・チャンも、ヘレン・ミレンもこのピンク。 鮮やかでよかったです。 ああいう色、もっと日常的に選んでいいと思います。 メンズでよかったのは、アクアマンのジェイソン・モモアの フェンディの藤色のヴェルヴェットのスーツが格好よかった。 あれを選ぶ人はなかなかいませんよ。 でも、ガガのアレキサンダー・マックイーンにティファニーのジュエリーという正統派スターのドレスは圧巻でした。 ジュエリーはオードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」のものだということで、 ドレスもそんな雰囲気。 王道で、よかったです。 きのうは中級のファッションレッスンでした。
で、いつも途中経過を確認するために、 3パターンぐらいコーディネートを作ってもらって、 その写真を持ってきていただくのですが、 皆さん、完璧なんですよ。 いつもそう思うけど。 ちょっとしたコツがわかれば、ここまでは誰でもできることで、 そりゃあVogueに載っているようなコーディネートは無理だけど、 ふつうの日本のファッション誌よりは高いレベルのものをみなさん作っていらっしゃいます。 本当、習ってしまえばここまで誰でもできるんですよね。 ふつうの人はこのレベルで十分おしゃれに見えると思います。 本を読んだだけでもある程度は必ずできるので、 ぜひやってみてください。 本を読んでももちろんできますが、 ファッションレッスンでは試着のチェックの仕方を実際にやってみたり、 いい縫製やいいパターンの実物をさわったり、見たり、着てみたりしますので、 本以上もっと知りたいなという方はファッションレッスンにいらしてくださいね。 今年はルネッサンスが始まってから500年目らしくて、
コレクションでもルネッサンス的な要素を取り入れたものが多く発表されています。 首のまわりのラッフルカラーとか。 ルネッサンス、はやるか?(はやりそうにないけど、日本では) その中で、いつも私が「ハムレット袖」と呼んでいたお袖が、 「ジュリエットスリーブ」と呼ぶということが判明。 今回初めて知りました。 ハムレットじゃないんだ、ジュリエットなんだ。 けど、ジュリエットの衣装の場合、 あんまりあの袖にはしないんですけどね。 まあいいけどね。 ブンカにいたとき、クラスの友達がフィッティングモデルをしていました。
彼女は身長163センチ、腰の位置が高く、手足が長くて、 まあ何を着ても格好良いのでした。 フィッティングモデルとは、 製品にする前の段階のトワル、またはサンプルを着てチェックするときの モデルです。 既製服はこのモデルにぴったり合うように修正して作られます。 おわかり? つまり、既製服って、とてもスタイルのいい人が着るとぴったりなんです。 自分にぴったりのサイズの服があるということは、 限りなく理想のスタイルに近いということです。 既製服なんで、服のほうでは合わせてくれませんから、 ぴったりのサイズの服をいつも着ていたかったら、 自分が理想のサイズのボディになるしかありません。 それが嫌ならオーダーメイドです。 フィッティングモデルをやっていたようなサイズの人って、 学年に1人か2人しかいません。 既製服がぴったり合うのはその程度しかいないということです。 2,3日前でしたか、
「仕事の上でヒールの靴を強いるのはやめてください」 というchange.orgのキャンペーンが流れてきたので、 早速署名しました。 いまだにヒールの靴をはかなきゃいけない職場があるんですね。 職業によって着なきゃならない服があるというのはある程度は仕方がないことで、 安全とか衛生を考えたら、そうしなきゃならないという服装はあると思います。 看護師さんとか、工場の生産現場とか。 けれど、靴にヒールがついていなければいけない理由は見当たりません。 背を高くしなきゃいけないとか、そういう問題でもなさそうです。 ファッションの世界ではタイトスカートにフラットシューズを合わせようが、 レースアップ、ブーツを合わせようが、なんでもOKです。 ですから、ヒールじゃなきゃいけないというのはその業界のこだわりなんでしょう。 で、私もいわゆる事務員服というの(「ショムニ」みたいなやつ)が昔から大嫌いで、 あれを着せられる職業にだけはつきたくないとずっと思って、 避けて避けてやってきました。 おかげさまで着ないですみましたけど。 一般の人も、特定の職業がとくだんヒールの靴じゃなきゃいけないとは考えていないと思います。 ヒールの靴が好きな人が好きなようにはくのは全く問題ないのですが、 (もちろん男もはいてよし) 嫌な人、はきたくない人、足を痛めている人にヒール靴を強いるのは、 どう考えてもおかしいし、早く改善されてしかるべきだと思います。 Netflixで、こんまりさんの番組を見ていて思ったのですが、
あれ、最初に持っている服を全部、床に置いて山を作りなさいと言いますよね。 それで、です。 皆さん、ご自分の服をあのように床に積み上げて山にできます? 私は・・・ できません。 だって、床に山積みになんてしたくない服が半分以上ですから。 床に置いていいのは、アディダスのトラックパンツとか、 作業用のシャツとか、そんなものでしょ。 あのカシミヤのセーターとか、夏に着ていたトップスとか、 冬のコートとか、大事なのばっかりなんで、床で山積みなんてしたくないです。 大体、ああやって床にぞんざいに置いた時点で、 ほとんどごみに見えます。 あの中から拾うとしたら、数点になってしまうでしょう。 私が自分の服を見直すときは、 タンスのものを外のラックに出して、それで点検します。 床になんて置きません。 それに捨てるものも、ほとんどありません。 破けたとか、しみになったとか、そんなときだけです。 カール・ラガーフェルド先生がお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。 85歳でいらっしゃったそうで、 つい最近までお仕事をされていらっしゃいました。 85歳で現役ってすごい。 そう思って、思いつく高齢デザイナーのみなさんの年齢を見てみると、 70歳なんて若い、若いという感じで、 75歳とかざらです。 ラルフローレン79歳、ジョルジオアルマーニ84歳とか、 ファッションの世界って、案外、高齢者が頑張っているのね、という感じです。 次に引っ張ってる感じなのは40代なので、 このあいだがぼこっと抜けています。 60歳前後ぐらいでしょうか。 上にたくさんいらっしゃったので、出てこられなかったのかもしれません。 さて、カール・ラガーフェルド先生、 デザイン自体で注目されることはあまりありませんでした。 例えばフェンディってどんなデザイン?と聞かれても、なんも思いつきません。 ただ、シャネルのスタイルを貫いたという功績は大きいでしょう。 ファッション業界の1つの時代が終わり、切り替わりが始まると思います。 コレクションを90年代から見ていって、
2000年近くなると、 モデルたちが急激に細くなります。 ヘロインシックなんて呼ばれていた時代で、 今見ると本当に病的で、ちょっとありえない細さです。 よくもまあ、あんなものをモデルとして見ていたなと。 また、あんなに細い人が着るようなタイトな服がはやっていたなんて、 今見ると信じられない感じです。 そういう意味では今はそんなことはないのでいいです。 行き過ぎたタイトはやっぱり細いほうがいいだろうし、 誰でも着られるわけじゃありません。 モデルについては、細すぎモデルは使わないということでもう決まったので、 あんな時代が戻ることはないと思いますが、 私たち、気を付けないとファッション業界の犠牲になってしまうなと思いました。 ファッションに使われるのではなく、 使うぐらいになりたいものです。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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