麻とヴェルヴェット
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この前はショー会場が真っ暗でよくわからなかったグッチ、
今回はなぜか手術室。 意味は、マテリアルを切ったりはったりするからだそうで。 ショーはなぜか生首を持参していたり、 ドラゴンの赤ちゃんを持っていたりと、 相変わらずの奇妙奇天烈ぐあいなのですけれども よく見ると、この前より普通に着られるものが多くありました。 服は無理ってなっていた人が少し戻ってくるかも。 そしていつものことながら、ニットにパールとか刺繍がついているものはとてもきれい。 実物を見ましたが、あのわざはうっとりするほどです。 そしてプラダ。 グッチが、なんか着られそうというものが多かったのに対して、 こちらは、これはちょっと着るものがなさそう・・・というコレクションで、 色はネオンで、足元に新しいシルエットを投入。 なぜか白長靴をはいていたりして、 そういえば、シルエットもこのあいだのニューオーダー祭りのラフ・シモンズに似ています。 あと今回、目立ったのがオーガンジー使い。 いろいろなところからオーガンジーがはみ出ています。 中でも目を引いたのがドレスの上にオーガンジーを重ねるスタイル。 これはいいなあ、なんて見ていたら、 思いだしました。 私がブンカにいたとき、ドレスとオーガンジーのコートというスタイルを作ったということを。 要するに、オーガンジーを重ねるのが好きなわけですね、自分は。 そして、はっと見ると、 きのうはいていたのはネオンイエローのシフォンのスカート。 オーガンジーもシフォンも透け素材ですが、 オーガンジーはぱりっとしていて、シフォンはてろんとしているのが違う点です。 で、このネオンイエローのスカート、 裏地を全部とってしまうと、ただの透けてるスカートになります。 もう3年着たから、 裏地とってみようかな。 しかしそうすると、着るのは難しい。 どうしようかなとか、考え始めました。 皆さんも昔から好きなものがあると思います。 そういうものがある場合、着たほうがよい。 いつ着られなくなるかわかりません。 病気になっても着られない。 着られる時期というのは、そう長くはないのです。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
November 2023
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