麻とヴェルヴェット
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きのう出先でちょっと大判のハンカチを買いました。
ハンカチって、案外長もちします。 私なんて、今でも20代のときにハンカチの図柄のデザインをしていた友達にもらったハンカチを使ってるぐらいです。 ただ、出かけるときはハンカチは必ず持っていくようにしています。 というのも、ハンカチに関して、「これだけは絶対だめ!」という光景を過去に見たからです。 それは、めでたくも先日休眠会社になった 私が過去にいた東証一部上場アパレルブラック企業でのこと。 私が配属されたブランドの 当時、28歳の女性の先輩のことです。 すごく意地悪な人で、微妙に不正確な定規を渡したり、 座るとぐらぐらする椅子にずっと座らせたり、 はさみはくれなかったり(仕方ないので自分のはさみを会社に持参した)、 電話をとらせるくせに、そのフロアに誰がいるのかは教えてくれなかったりと、 (電話をとっても、誰がどこにいるのかわからないので回すに回せない) 細かく意地悪をしてくる、一見美人風の先輩でした。 その先輩、靴は会社に来てから、つっかけに履き替え、 前髪には、スタイリングのときに使うような長いヘアクリップをつけ、 お昼の始業のチャイムがなってから、 自席で化粧直しを始めるのです。 会社における「自宅化」がすさまじい人でした。 あるとき、その先輩とトイレでばったり会いました。 彼女は手を洗っているところでした。 何気なく見ていると、その洗った手を、 棚に置いてあったトイレットペーパーで、まるでキッチンペーパーでお皿をふくみたいに、 手をふいたのです。 そんなふうにする人を初めて見たのでびっくり! これだけは絶対にやってはだめ! 20代の私はそう思いました。 それ以来、ハンカチを忘れたら、 出先で買うぐらいにしています。 きっとあの方は今でもハンカチなんか持たないで、 あの風が出る機械で手を乾かしてるでしょうね! Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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