麻とヴェルヴェット
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スティーブ・ジョブズがいつも同じスタイルだったというのは有名な話ですが、
有名なデザイナーなんかも普段の着る服はいつも同じだったり、 凝ったものではないことが多いです。 それは単に忙しいからだと思っていたのですけれど、 どうやら理由はそれだけではないらしいということが 最近わかりました。 ひとは選択と決断をするのに結構なエネルギーを必要とするのだそうです。 すると、毎朝、その決断と選択にエネルギーを使ってしまうと、 1日に使えるエネルギーが減るのだそうで、 時間を短縮するためだけではなく、 仕事に集中するため、余計なエネルギーは使わないために、 着る服をパターン化することは意味があることだそうです。 たしかに仕事ができる人って、 普段は同じようなスタイルだったなと、 会社員時代を思い出してみて思いました。 逆にちゃらちゃらして、いつも違う服の人って、 大して仕事できなかったような。 なんか気が散ってる感じがしたのは、 あながち間違っていなかったようです。 私が観察して知っていたのは、 たくさんのいろいろな種類の服を持っている人というのは、 完全にすべてを掌握しているわけではないし、 一枚一枚きちんと管理されているわけでもないということ。 どう考えてもそんなにたくさんの服が入るような立派なクローゼットがある家に 住んでいるわけでもなさそうでした。 ドラマなんかを見て、 いつもいろいろなタイプのものをとっかえひっかえ着るのがいいと 思っている人もいるようですが、 それに多くのエネルギーをとられて、 ほかのことがおろそかになったら、 それはやはりバランスが崩れていると思います。 だって、おしゃれだけが人生ではないですからね。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
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