麻とヴェルヴェット
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今回のコロナでのロックダウンを契機に、
ファッション業界で過剰生産が問題になり、 ドリス・ヴァン・ノッテン、アルマーニ、アレッサンドロ・ミケーレといった面々が、 今現在の、春夏、秋冬、クルーズ2回というコレクションの日程の見直し、 生産の短いサイクルに対する見直しを提言しています。 ハイブランドだから売れているので何回もコレクションをしてたくさん作っているわけではなく、やはり過剰に生産しています。 またZARAが全世界で大規模な店舗縮小を発表しましたが、 買う人に対して売られているものが多すぎるのが今の現状です。 また、世界じゅうで若い人ほどサステナビリティに対する意識が高く、 古着や中古は当たり前だし、 新品を買うにしてもとても厳しく選んでいます。 新型コロナウィルスの感染者はまだ世界じゅうでふえていますし、 流行が終息する兆しは見えていません。 これが終わった後、世界のファッション業界はかなり変わっているかもしれません。 日本では、みずから減らそうという動きは聞こえてきませんが、 過剰生産、販売であるのは同じです。多すぎます。 みずから動かないのであれば、淘汰されていくでしょう。 今年は9月のコレクションもやらない感じです。 そこからどう変わっていくのか、注視していきたいと思います。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
February 2021
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