麻とヴェルヴェット
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NYのマーク・ジェイコブスから始まって、
ミラノのドルチェ&ガッバーナと、 80年代リバイバルが提案されています。 けれども、これら80年代と全く同じかというと、 やはりそうではないです。 80年代って、パワースーツに代表されるような、 厚い肩パッドのキャリアウーマンのためのスーツが 代表的なのですが、 今回のそれは、ばりばり仕事をするため、という感じはありません。 今回、ドルチェ&ガッバーナのショーがとても楽しくて、 ぜひ見ていただきたいのですが、 どちらかというと、遊びの要素が強く、 かつ実際の80年代とは比べ物にならないほどゴージャスです。 80年代って、あんなに刺繍やら、スパンコールやらのものはないと思います。 モンタナとか、ミュグレーに代表されるような、 構築的なビッグシルエットが80年代。 皆さんはそんなことはどうでもいいと思うので、 ではこの流れ、どこまで広がるか、ですね。 シルエットは大きくなると思いますけれども、 あそこまでゴージャスなものを着るのはごく一部でしょう。 また分厚い肩パッドも、そんなに売られないと思います。 やぎ座海王星って権力ということなんで、色は黒、そして部位で言うと「骨」なんですけれども、 魚座海王星って、サインの終わりなので、すべてのリバイバルであり、 混沌と腐って終わる、みたいな感じで、 これからどんどん行くぞという感じはないです。 選択肢として80年代風を楽しむということはあるでしょう。 けれども、みんながみんな、それを着るということにはならないと、 わたしは思います。 今ちょっと見たけれども、ロシャスもいいな。 音楽はブライアン・フェリー。 Comments are closed.
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AuthorNaoko Kobayashi Archives
November 2023
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