麻とヴェルヴェット
|
ベーシックこそトレンドに左右されるということがはっきりわかって、
思いだしました。 過去、ファッションレッスンを受けた方で、 なんだか似たようなものをたくさん持っている方達が持っていたものって、 そういえば、ベーシックであるところの ジーンズだったり、シャツだったり、あとカーディガンだったり、 Vネックのセーターだったり、カットソーだったり、 そういうのだったなと。 ベーシックだからいいと思ってたくさん買ってしまったのでしょうか。 たくさんある割にどれも似ている、 たくさんあるのでいつまでたっても捨てるほど傷まない、 トレンドを反映したベーシックなので、古くなるとシルエットが野暮ったい、 そんな感じ。 あとこれも気づいたのですが、 ベーシックを作っているブランドって、 ラルフローレンなんかは別だけれども、 いわゆるナショナルブランドはトレンドを後追いしているから、 ちょっと早めじゃなくて、 微妙に遅めです。 モードばっかり見ている人が、 先へ先へ見ているところを、 ちょっと後からついていくみたいな感じ。 で、そこからベーシックのシャツなんか作るから、 おいおい、今それなの?みたいな感じになって、 買ったそのシーズンはいいけれども、 次には微妙に遅かったシルエットが、もう遅いみたいになってしまうようです。 特に2012年以降は、 シルエット変更の過渡期だったので、 そうなってしまったみたい。 だからいまだに、スキ二―ジーンズに短めの丈のちょっとフィットした ベーシックのシャツなんてものを売っていたりするんですね。 それをベーシックは永遠なんだからいいんだなんて言って買うと、 なんか遅れた感じになるのだと思います。 ベーシックばかり集める人は気を付けたほうがいいです。 Comments are closed.
|
AuthorNaoko Kobayashi Archives
May 2023
|