麻とヴェルヴェット
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今年は例年より気温が高いようで、
うちの藤がもう咲いています。 シャクナゲも咲いているし、 すっかり初夏の陽気です。 ここから夏至に向かって夏物をどんどん着ましょう。 ノースリーブもジャケットのインナーとして着ちゃうんですよ。 脱いだとき、「おっ」ってなるでしょ。 半袖じゃならないですよ。 あと首が寒い人は、 ハイネックのインナーじゃなくて、 Vネックかクルーネックにスカーフをまいたほうが素敵です。 で、そのスカーフも小さめのほうが若々しいです。 90センチ角の大きなものはどうしてもマダムっぽい。 小さいほうが若いです。 前も書いたけど、シルクの小さなバンダナタイプがお勧めです。 急に暑くなってきた湘南エリアですが、
皆様の地域はいかがでしょうか。 もうこうなると、 麻を着るかどうか、迷うほどではないと思いますし、 トレンチコートも暑いでしょう。 さて話は変わって、 きのう電車に乗ったら、日大がある駅から乗ってきた男子たち、 半分以上がアディダスでした! で、もうジーンズの人とかいないのね。 やっぱり若者は早い! 女子もジーンズはいてなかった。 たぶん彼らにとって、ジーンズって老けて見えるんだろうね。 大学時代、ジーンズをほとんどはかない世代がこれから育っていくわけですね。 どうなっていくのか楽しみです! 麻のものをいつから着ていいのかわからなくて、
検索している方がたくさんいらっしゃいます。 麻はもう着ていいですよ。 というか、今着ないと、特に裏がついているような麻のコートやジャケットは、 暑くて着られなくなってしまいます。 いい麻は結構お高いので、持っているのなら早く着ましょう。 あと関係ないんですけど、 こんな陽気だと薄手のコットン混のセーターなんかを着ますよね。 薄いと、身体や下着のラインがわかりやすいです。 一番気を付けたいのが胸の下のライン。 胸とお腹のあいだに谷のようにくぼみができると、 一気に老けて見えるので注意してくださいね。 もちろん背中の肉がわかるのもね。 あと、二の腕の太いところで切れるような袖丈も危ないです。 変な丈の半袖を選ぶなら、 ノースリーブか長袖ですよ! 先日、高齢化する引きこもりのニュースを見ていて、
「引きこもり」の定義を読んでいたら、 ブラック企業で働けなくなって家にいる人も入っていて、 それじゃあ、私の20代後半から30代は、 引きこもりと呼ばれても仕方のない状態だったのか? と思いました。 近くのコンビニまで行く人も引きこもりだそうです。 でもね、それってあんまりじゃないですか? 社会が法律を守らないような企業を放置しておいて、 そのせいで、家から出られないほど具合が悪くなった人たちのことを 「引きこもり」というネガティブな呼び方で定義するなんて。 会社では人権無視状態で、 そこからやっと逃げたら、 こんどは社会全体から否定的にみられるなんて。 じゃあ、どうしたらいいのよ、と思います。 病気の人は「引きこもり」と呼ばないそうなんで、 誰かに病名をつけてもらえばよかったのかもしれないです。 まあ、私もそれ以来、 日本社会の一般的な考え方とは距離を置いているので、 ずっと俯瞰的に見て、 へえ、そうなんだ、ふーんと考えるぐらいしかできることはなさそうです。 おととい、web連載分の原稿を書くために、
2019春夏コレクションをざっと見ていったのですが、 やっぱり今年は80年代風が多いです。 ルイ・ヴィトンなんかまさにそれだし、 あと取り上げた、アルベルタ・フェレッティのパンツスタイルも、 うーん、80年代!という感じで、 なつかしいです。 ただ、なつかしいなら、またあの感じをやるのか、 といったらやりません。 なぜかというと、80年代って、若者のためのファッションって感じで、 かなりポップだからです。 あれは、若くないと無理です。 20代の人はやってほしいですね。 さて、寒くて朝はまだストーブをつけている湘南エリアです。
今年は寒い春なので、 ライナーつきのトレンチコートを持っている人は、 けっこう着たのではないでしょうか。 ウールのライナーがついていても寒いぐらいでしたからね。 でもゴールデンウィークが終わるころには、 20度もこえて、暑く感じる日がきますから、 トレンチチコートも着るなら今のうちです。 ところで、 デパートの靴売り場の前を通り過ぎると、 今年はゴアテックスのレインブーツがたくさん売っていますね。 いいことです! 私が探した3年前は、ネットで検索してやっと出てくるぐらいだったので、 これでいろいろ選べるし、見て買うことができるようになりました。 こんなふうに、これをもっと作ったらいいのにとか、 書いているだけでも実現していきますので、 もっとこれがあったらいいのには、どんどん発言していきましょう。 次は夏の涼しい素材のパンツやスカートのバリエーション所望です。 なんだか最近の大学の入学式ではほとんどの人が黒いスーツを着るとのことで、
いろいろ言われているようです。 もちろん黒を着ない自由も、着る自由もありますよ。 ただ、どうやらこれはそういう問題、 つまりみんなにあわせて黒を着るということとは少し違うようなのです。 こんど大学に入る子供を持つ親御さんに聞いたら、 入学式はスーツまたはワンピースで参加してくださいという指示があって、 じゃあ、冠婚葬祭でも、就職活動でも使えるスーツにしよう、 ということで黒になるそうなんです。 黒はつまり、お葬式にも行けるスーツということなんですね。 これはどういうことかというと、 今の大学生のいる家庭では、 入学式とお葬式、就職活動でそれぞれ違う服を買うほどの余裕がないということです。 そりゃあそうでしょう。 給料は上がらないのに、大学の授業料だけはどんどん上がっていて、 それで下宿生となったら、余計なスーツを買っている余裕なんてありません。 日本全般に言えることですが、 いろいろな服を楽しむほどの豊かさがなくなった、 ということなんだと思います。 服のカジュアル化、均一化は、つまり、余裕がないということです。 残念だけれども、それが今の日本の現実なんで、 現実を直視して、ではどうするか、考えていきましょう。 やっぱりファッションって、若い人たちが盛り上がらないと、
どうにもならない部分があるんです。 そう考えると、 今の日本のファッションって、 まあ、盛り上がらないだろうなと思います。 なぜなら、20代の女性の収入の低さと、 あとやっぱり奨学金ですよね。 昔はファッション関連に使っていたであろう経費が、 通信費と奨学金でなくなります。 それは減らすことができません。 どうやって節約するか、日々考えなければなりません。 若ければ若いほど、雑誌は買わないと言います。 おまけがついて1000円以上もするような雑誌は、 20代には高すぎです。 この盛り上がらない感じ、 今年の春になって、なんか決定的になったなという感じがしています。 この流れが変化するのは、きっとずーっと先でしょうね。 なんだか気温が安定しない湘南エリアですが、
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか。 そうそう、JRの藤沢駅でおしゃれ男子を見ました。 迷彩柄のパンツをはいて、 そのパンツの柄に使われている3色と同じ色のボーダーソックスをはいていました! 足元だけ見てもすごいですね。 あの人はおしゃれ上級者ですね。 というか、たぶんどこかの販売員さんでしょう。 平日の昼間でしたし。 あとなんだろうか。 湘南おしゃれ男子とちょっと雰囲気が違うんですよね。 湘南おしゃれ男子はもっと肩の力が抜けた感じというか、 全身新しく買ったものです!みたいな感じじゃなくて、 もっと体になじんでいるものを着ているんですよね。 がんばりすぎていない感じかな。 けれども今回見た男子は、 すごい頑張ってる感満載だったんですね。 そもそも着ているもの、ほとんど新しいものばっかりでしたからね。 そういうのはショップスタッフや、 アパレル会社で働いている人たちに任せて、 普通の人は、そんな頑張ってる感が出ないほうが、 逆に格好いいと思いますね。 まあ、個人の感想ですけど。 以上、ご報告でした。 現在、3つのブログ形式でいろいろ書いていますが、
位置づけは以下のようになります。 「麻とヴェルヴェット」 このブログ、毎日の一言ブログで、気軽な内容。 「誰も教えてくれなかったおしゃれのルール」 おしゃれとファッションについての基礎知識や考え方、技術、方法など。 そして、 note、こちら。 「誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)」として2010年からのものを少々修正して転載。 また、「月刊 麻とヴェルヴェット」として有料note を書いています。これは鍵がかかっているほうが書きやすいもの、 またファッションレッスンやワークショップで教えるような技術と方法、情報などについてです。婚活もこちらのカテゴリーに入れています。 それぞれ同じ部分もありますが、微妙に違うところもありますので、 読み比べていただければと思います。 また今後の予定は以下のとおりです。 4月28日ファッションレッスン特別編「婚活恋活講座」 5月下旬 ファッションレッスン中級 6月下旬 ファッションレッスン上級 となっております。 以上、よろしくお願いいたします。 Paragraph. ここをクリックして編集する. |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
April 2024
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