麻とヴェルヴェット
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『I Feel Pretty』がそうであったように(って、まだ見てないけど)、
ひとのルックスはそのマインドにかなり影響されます。 これは映画の中だけの話ではありません。 最近お会いした、いわゆる退職が決まった方、退職した方のルックスが、 ものすごく老けていたのでとてもびっくりしました。 一気に10歳ぐらい老けた感じです。 仕事がなくなるというのは、それだけ人にダメージを与えるのですね。 私も今まで3回手術しているので、 入院すると老けるなー、というのはわかっていたけれども、 これは退院できるから、ある程度は回復します。 けれども、仕事というのはそうはいかないみたい。 やっぱり若く見えるのは生涯現役の皆さま。 農家の方とか、農家で地主さんとか、若いですよね。 30代まではそんなに大差ないのだけれども、 40代になってくると、ルックスはマインドが決めるのではないでしょうか。 だから年齢という数字はほとんど関係ないです。 (最近、ファッションレッスンを募集するのに年代をお伺いしているのは、 雑誌を買うためです。20代から60代までいらっしゃるので、 聞いておかないと失敗するのね) 美容院へ行ったら、ライフスタイル系ファッション雑誌を前に置かれたので拝見しました。
で、わかりました。 なぜみんなが「ポリエステルは暑いか?」を知りたがるのか。 そこには「サテンで涼しげ」と書いてありました。 夏の暑い時期の着るものの特集です。 「涼しげ」です。 決して「涼しい」とは書いていません。 ちなみに素材についての表記はありません。 レースだからとか、サテンとか、そういうことは書いてあります。 もしかして、多くの人はこの「涼しげ」を「涼しい」と解釈したのかもしれません。 レースだろうと、サテンだろうと、 ポリエステルは暑いです。 この雑誌を作っている人たち、 「涼しげ」という言葉を選択しているということは、 本当は別に涼しくない、ということを知っているんでしょうね。 で、「涼しくなかった!」って言われたら、 「いえいえ、わたくしどもは決して涼しいなどとは書いていません。 涼しげと書いたまでです」などと言うんでしょう。 ふーん。 信用するな、ということですね! 太めの体型の人が素敵に描かれている映画はないものかと探していたら、 『I feel pretty』 というエイミ―・シュ―マーの映画を見つけました。 (日本では12月公開予定) まだ公開されいないので内容はトレーラーだけしかわからないし、 今のところ評価も低めなのですが、 まあ、これでいいのだろうと。 (なぜかミシェル・ウィリアムズも出ている) どういう話かというと、 容姿について悩んでいる太めの女性が、 頭をぶつけたことによって、マインドがI feel prettyに変化し、 仕事も恋愛もうまくいく、みたいなそんな感じ。 で、容姿に悩んでいるときはぱっとしない格好をしているのだけれども、 マインドが変化したら、自分が着たかった格好をし始めるわけ。 それでも何も問題ないんです、きっと。 (映画はまだ見ていないのでよくわからない) 太めの皆さんはエイミー・シューマーを参考にするといいかもしれません。 さっきまで連想ゲームのように思い浮かんだことを次々検索していたら、 ずいぶん時間がたってしまいました。 ちなみに何を探していたかというと、 インド ↓ ゴーダマ・シッダールダ ↓ 仏教 ↓ 梵字→比叡山→梵字ラテ ↓ 御朱印 ↓ 御朱印帳 ↓ 篠原ともえちゃん ↓ 東大寺 ↓ JR東海 今ここまできたところ。 ちなみにこれは別になんにもなりません。 仏像が好きというのも、続けているだけですごいのね、 ということを発見しました。 そして延暦寺の梵字ラテも気になるところ。 2020年の大河ドラマが明智光秀なんだそうで、 延暦寺がツイッターで明智光秀応援してるみたいなんだけど、 応援しちゃっていいのかなとか、思いました。許してるのか。 きのうはひょんなきっかけからジャン・ジャック・ルソーに興味を持ち、
その人生を調べていたら、あまりに面白く、尋常ではありませんでした。 18歳にして32の養母と愛人関係になるとか、すごすぎで、 「新エロイ―ズ」を読もうと思ったら、なんだか絶版みたいな感じだったので、 図書館で予約。ルソー全集とかには入っているかもしれません。 そこできのう初めて知ったのが、 啓蒙思想というのが英語ではエンライトメントで、フランス語ではルミエール、 だということ。 啓蒙って、「光で照らすこと」だったんですね。 きのうまで知らなかった!遅い。 啓蒙とか言わないで、もっと簡単な言葉だったら興味を持ったかもしれないのにね。 これは洋服について調べていてもよくあることで、 それがわかっていたらもっと理解できていたのに、 ということが多々あります。 だから疑問に思ったら、オリジナルに当たらないと、 理解できなかったり、間違ったまま覚えたりすることになるわけです。 間違ったままでいるのが何より怖いので、 オリジナル、もしくは原典に当たらないとね。 きのうクリーニング店へ行ったところ、
いろいろ注意喚起の張り紙がしてあって、 その中の1つに、「シームレスダウンは3年で劣化します」 というものがありました。 縫い目を接着しているらしいです。 買ったことないので、実物はよくわからないですけど、 見える位置に張ってあったので、持ってくる人が多いのでしょう。 ポリウレタン同様、 製造業者は、はっきりと表示していないことが多いので、 自分で気をつけないと、買ったのにすぐ劣化してしまうというものもあります。 以前よりもたくさんの化学繊維が開発され、 メリットもいろいろありますが、デメリットもあるものも多く、 自分で注意しないとなりません。 お盆も過ぎ、 今日は湘南エリアも大分涼しいので、 そろそろ、ポリエステルは暑いのかとか、 レーヨンはどうかとかの質問もなくなってくるでしょうか。 暑いと感じるものは暑いでいいと思うので、 皆様、自分の感覚を信用してください。 あとそのべたつきは気のせいではなくて、 劣化しているためなので、間違えないように。 実際、私はあんまりロックTシャツを買わないので、
着ないんですけれども、 去年はライブで買っちゃったんで、今年の夏は着てます、近所へ買い物行くときとかに。 どのバンドかというと、バンプですけど(笑)。 あれはさー、ライブに行って買うからいいんですよ。 で、買ってその場で着てライブを見るわけ。 ちなみに私、去年、米津さんのライブ2度も行っちゃったんですけど、 Tシャツは買いませんでした。 かわいいんだけど、パターンがいまいちだったんで、 買わなかった。 もう米津さんは「おれたちの米津さん」じゃなくて、 「みんなの米津さん」になっちゃったんで、 ライブ行けそうにないですね。いいけど。 色にも流行があります。
化学繊維の発色のよさをいかしたぱきっとした明るい色が好まれたのが60年代。 このころ、サイケデリックな色合いも出てきます。 70年代になると、ベージュ、茶、ボルドーみたいな、 ナチュラルな色合いになります。 60年代の反動だと思われます。 それが80年代半ばになると、 黒、もしくはビビッドな赤とか青、黄色というようになります。 90年代は、80年代からビビッドな色を抜いた感じ。 色の明度と彩度、 それから色の組み合わせによって、 その年代の雰囲気は表現できます。 映画の衣装をよく見ていると、 色でその年代らしさを出していることがよくわかります。 逆に言うと、 使う色によって、なんかそれって80年代っぽいねとか、 70年代ぽいねとか、 そういうふうにもなるということです。 まあ、好きにしてください。 レーヨンについて調べ始めましたが、
これは卒論が書けるくらいの壮大なテーマであると気づき、 途中でやめました。 だがしかし、レーヨンがあくまで絹の代替品として開発され、 人工絹、つまり人絹として発達したことは間違いなく、 ウィキに記されている、レーヨンという言葉が、 レイとコットンとあわせた造語とは考えにくいです。 (テイジンのジンは人絹のジン) きのうは英語の記述まで当たりましたが、 そんなことを書いてある箇所はどこにもなく、 この記述はどなたかの創作だと思われます。 ただ、最初にレーヨンと名付けたなんとか商会については、 英語表記がなかったので、調べようがなく、 決着がついたわけでもないので、 ちょっと気分が悪い。 はっきりさせたいです。 ちなみに化学繊維については、 日本化学繊維協会のHPがとても詳しく、 200Pほどの資料をダウンロードできますが、 これは製造メーカーによる記述なので、 欠点がはっきり書いていなくて、 例えばポリウレタンは3年ほどで劣化するであるとか、 ポリエステルは暑いなどということについては記載がないです。 ただ、アセテートはポリエステルよりは涼しいみたい。 アセテート、よくドレスに使われています。 ウールとアセテートというのもあります。 いずれにしても世界で初めて人工絹を開発したのは シャルドネ公で、ここがすべての始まり。 ここを起点にしていろいろな化学繊維が開発されていきました。 あともう1つ気づいたのは、 60年代の色がやけに色あざやかなのは、 化学繊維の急速な発展に関係しているからでしょうね、ということ。 化学繊維は染めても発色がいいので、 目にも色鮮やかな色合いの服がふえたのでしょう。 それが60年代の色で、 その反発が70年代なんだと思います。 朝からレーヨンについて調べていました。
まずわかったのは、 19世紀の中ごろにフランスで蚕の病気が発生し、 蚕が全滅しそうになったため、人工的に絹が作れないか研究していたところ、 イラリー・ド・シャルドネという貴族ですね、が、パスツール研究所で 実験してて、偶然に発見したそうで、 最初はシャルドネシルクと自分で名付けたということです。 それをパリ万博で発表したと。 だけどこの素材はとても弱かったので、 その後、いろいろな人により改善され、 20世紀に入ってから、各社が開発。 レーヨンとなづけたのはロードで、 連邦取引委員会がそれを承認したということまでわかったので、 もうちょっと調べます。 ウィキにレーヨンがレイとコットンの合成した言葉と書いてあるが、 それが納得できない。 なぜならレーヨンは絹の代替物として発明されたから。 |
AuthorNaoko Kobayashi Archives
April 2024
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